サン薬局(ストーン・フィールド)の薬剤師中途採用事情

『サン薬局って、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』

 

転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、サン薬局の就労環境について、まとめています。

 

現在、サン薬局で働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。

 

また、サン薬局の中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。

 

目次

サン薬局の会社概要

このページでは、株式会社ストーン・フィールドが運営している、サン薬局について、まとめているページです。横浜市内において、店舗を展開している同名の薬局チェーン、株式会社サン薬局とは違うので、注意してください。

 

なお、株式会社サン薬局については、下記のページでおいて、内容をまとめているので、こちらを参照してください。
https://www.nasugbuchurch.com/yakkyoku/1886/

 

大阪・東京・神奈川において、13店舗を展開している、中堅薬局チェーン、サン薬局。2006年に、1号店を設立して以来、精神科専門薬局(精神科門前6店舗)・在宅支援薬局の2本柱を主軸に、店舗を増やしてきました。

 

一般的に、精神科薬剤は、使用法や服薬指導の難易度が高く、問題が発生するケースも少なくありませんが、それらの問題を解決することを目的として、外資系製薬企業のMR出身である現社長が立ち上げたのが、サン薬局です。

 

そういった背景から、インフォームド・コンセントを重視、患者一人一人のニーズに合わせたきめ細やかな対応を実施しています。

 

一方、在宅医療に関しては、介護施設への訪問調剤が中心となり、医師・看護師・歯科医師・ケアマネージャーなどの医療チームと連携しながら、業務を進めています。

 

高齢化社会を見据えて、地域の高齢者に寄り添った薬局を目指して、かなり力を入れているため、介護分野に興味がある人にとっては、色々な経験が出来る最適な職場と言えます。

 

運営会社である、ストーン・フィールドは、サン薬局を10年以内に、33店舗へ増やすことを、今後の経営方針として掲げて、薬剤師の増員に取り組んでおり、そのため、求人の発生頻度は高くなっています。

 

このページでは、サン薬局において発生している、薬剤師の中途採用求人の傾向、及び、薬剤師の年収・給与水準・就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

※補足
ストーン・フィールドは、人材紹介事業、ネットでの介護用品販売事業、介護施設の海外展開などを視野に入れるなど、精力的に事業を展開している会社です。平均年齢35歳と若い会社でもあるので、全体的に、会社の雰囲気は明るく、エネルギッシュです。

 

サン薬局勤務の薬剤師として入社したとしても、将来的には、違う仕事に異動させてもらうといったことが出来る可能性もあるので、薬剤師としての仕事以外にも、色々なことを経験してみたいといった人にとっては、面白い会社かもしれないです。

 

サン薬局の薬剤師募集求人の傾向

サン薬局では、現在、正社員とパート、アルバイトの各雇用形態において、薬剤師を募集しています。公式サイト内にある採用情報ページに、エントリーフォームが用意されており、そちらから、応募することが出来ます。
http://www.stone-field.co.jp/recruit05.html

 

ただし、勤務先となる店舗名や給与額などの条件面をまとめた、募集要項に関しては、公式サイトには掲載されていないので、事前に、詳細について知ることは出来ません。

 

エントリーした後に、折り返しで、会社の人事担当者から教えてもらうことになりますが、事前に確認出来ない状態で、いきなりエントリーすることには、躊躇してしまうという人もいると思います。
(ちなみに、サン薬局の場合、店舗ごとに就労条件が異なります。)

 

そういった場合には、サン薬局は、転職会社経由でも募集をかけており、そちらであれば、募集要項について、事前に教えてもらうことが出来るので、詳細を知りたいという人は、転職会社に問い合わせて、確認するようにしてください。

 

このページの最後に、サン薬局の求人情報を扱う代表的な転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

なお、サン薬局は、上述したように、薬剤師の増員に積極的なので、経験の有無は問わず、薬剤師の資格さえ持っていれば、誰でも応募可能です。

 

選考において、最も重視しているのは、その人が目指すキャリア像や意欲なので、面接時には、自分が、薬剤師として、どんなビジョンを持っているのか、積極的にアピールすることをオススメします。

 

また、サン薬局は在宅支援業務を主軸としているため、在宅医療に興味があるかどうかというのも、重要な選考基準となりますし、チームで業務を遂行することになるので、コミュニケーション能力に関しては、高いスキルを求める傾向があります。

 

在宅医療の場合、ドクターや看護師、ケアマネなど、薬剤師以外の医療スタッフとコミュニケーションが、日常的に発生するため、ドクターの意図を汲み取れる能力、スタッフとの良好な関係性を築ける能力が、必要不可欠となります。

 

他の薬局と比較しても、高度なコミュニケーション能力が必要とされる職場であるということは、頭に入れておいてください。

 

薬剤師の給与体制について

サン薬局では、賞与込みの年俸制が採用されており、ここに、通勤手当・通学手当・残業手当・調整手当・職務手当・業務手当・移動手当といった各種手当が支給されることになります。また、会社の業績が良い時には、決算賞与が別途支給されることもあります。

 

福利厚生に関しては、社会保険・年金が完備されているほか、退職金制度(勤続3年以上の社員が対象)・薬剤師国保・確定拠出年金401k・資金貸付制度と、充実した内容となっています。

 

それ以外にも、全国ホテル割引、映画鑑賞券割引、全国飲食店割引、各種お祝い制度、歓送迎会費用負担制度、お誕生日ケーキ制度など、ユニークな特典制度があり、うまく利用して、楽しんでいる人が少なくないようです。

 

サン薬局の給与水準としては、正社員の場合、未経験者で年収400万円、経験者で500~600万円というのが、一つの目安となりますが、具体的な金額については、前職の給与を考慮されるので、それまでの経験や実績によって、変わります。

 

パートに関しては、経験者は時給1800円~、未経験者は時給1500円~となります。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用の場合、前職の給与額やそれまでの経験・実績を考慮する形で、給与額が算出されますが、ここは交渉次第でもあるので、サン薬局から提示された給与額に不満がある時には、希望条件を伝えて、会社側と話し合うことをオススメします。

 

ここで、妥協してしまうと、働き始めた後、後悔することにもつながり兼ねないので、要注意です。(中途半端な妥協は厳禁です。)

 

もし、こういったお金の交渉に関して、苦手意識があるということであれば、先ほども触れた転職会社に、交渉の代行を依頼することを、オススメします。

 

彼らは転職のプロなので、この手の交渉に慣れており、うまく話を進めてくれますし、その結果として、実際に条件アップに成功するケースが多いので、ぜひ一度相談してみてください。

 

薬剤師の就労環境について

サン薬局の就労環境についてですが、店舗ごとに、状況が少し違ってきます。週40時間シフト制・週休二日制(日曜・祝日休み)というのは、全店舗共通ですが、勤務時間は微妙に異なります。

 

また、サン薬局は、店舗ごとの残業時間の差が大きくなっており、少ない店舗だと、1ヶ月当たり10時間以下で済みますが、多い店舗だと、30時間~40時間程度にもなります。

 

また、残業代の支払いについても、1分単位で、実働分が支給されるようになっている店舗もあれば、見込み手当で一律支給となっている店舗もあるなど、店舗ごとに違っているので、注意してください。

 

なお、有給の取得状況については、どの店舗も、それほど変わらないようです。また、特別休暇については、年末年始と夏期に、一度ずつ長期休暇が取れるようになっています。(この休みが取れないということは、まずありません。)

 

有給も含めて、年間の休日数は120日前後となっているので、まずまずの状況です。

 

成長環境について

サン薬局は、教育体制がしっかりしている会社です。入社後には、基礎研修を受けるようになっていて、未経験者でも、そこで業務に必要な知識を学ぶことが出来ますし、その後も、メーカー研修、スキルアップ研修などが、定期的に開催されています。

 

(経験者の場合、基礎研修は省略されるケースもあるようです。)

 

また、本人が希望する社外研修の参加費用を、会社が半額負担する補助制度もあるので、経済的負担を軽くする形で、学びの機会を得ることが出来ます。

 

ちなみに、サン薬局においては、ドクターとの往診同行が、頻繁に発生することになりますが、その場合、ドクターから意見を求められたり、逆に提案していかなければならなくなったりといった場面が、多々出てくるので、薬剤師としての専門知識をフルに活用する場面は、多くなります。

 

適切に対応するためには、相応のスキル・知識が必須となるので、業務をこなすために、自分の実力を高めていこうという意識が自然に出てくることになりますが、それが結果的に、自分の能力が磨かれることにつながっています。

 

また、こういった現場なので、日頃から積極的に勉強している人が多く、そういった人達と一緒に働けるというのも、良い刺激になります。(周囲からの影響を受けて、自分自身も勉強することになるので、ここも自己研鑽につながります。)

 

こういったことを数年続けていくと、自分でも気付かないうちに、ドクターと対等に知識や意見を交換出来るようになっており、これは、薬剤師としては、高いレベルにあると言えるので、成長意欲が高い人にとっては、サン薬局は、かなり理想的な環境です。

 

ちなみに、サン薬局では、半年に1度、キャリア面談を行っており、その場において、自分が目指すキャリアパスを、会社側に伝えることが出来ますし、そこにあわせて、バックアップしてくれるので、自己成長という観点で見ると、この部分も大きなメリットとなります。

 

女性の働きやすさ

元々、薬剤師は、男女で待遇面や仕事の内容で、差が付かない職種ですが、それはサン薬局においても変わらないので、女性だからといって、働きづらさを感じることは、まずないはずです。

 

キャリア開発を積極的に応援してくれる会社なので、キャリア志向が強い人にとっても、オススメ出来る会社です。

 

育児支援体制については、産前産後休暇・育児休暇制度は用意されており、誰でも利用出来ます。育児時短勤務制度はないのですが、残業が少ない会社ということもあり、子育てと仕事の両立は、それほど難しくないようです。

 

そのため、育休明けに復帰している女性は非常に多いですし、どうしても、フルタイムで働くのは難しいということであれば、一時的にパートとして働くという選択肢も、用意されているようです。

 

転職としての価値

ここまで、サン薬局の就労環境について、お伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。店舗により、多少の違いはありますが、基本的には、待遇・就労環境、ともに良好な会社なので、転職を検討するだけの価値は、十分にあります。

 

精神科、在宅に特化している薬局なので、この分野に興味がある人にとっては、なおさらです。様々なことを経験して、学びを得る機会が多々ありますし、広い範囲で専門性が問われる場面が多い職場でもあるので、自分のスキルを磨く環境としては、申し分なしです。

 

もちろん、誰にでも合う完璧な会社というのは存在しないですし、なかには、サン薬局は合わないという人もいるかもしれませんが、その場合には、ほかの求人と見比べながら、判断するようにしてみてください。

 

下記に、サン薬局の薬剤師求人を扱う転職会社をリストアップしておきますが、彼らは、様々な求人案件を保有しているので、興味があれば、ぜひ、サン薬局以外の求人のことについても、話をしてみてください。

 

また、その際に、どの求人を選択するか、迷うようであれば、転職先選びについて、相談するのもアリです。プロの視点で、客観的にアドバイスしてくれるので、参考になるはずです。

 

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