日生薬局の薬剤師中途採用事情

『日生薬局って、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』

 

転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、日生薬局の就労環境について、まとめています。

 

現在、日生薬局で働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。

 

また、日生薬局の中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。

 

目次

日生薬局の会社概要

東京23区を中心に、神奈川・埼玉と約40店舗を展開する調剤薬局チェーン、日生薬局。大学病院や特定機能病院の門前に店舗を構えています。

 

親会社である日本生科学研究所が、地域包括ケアシステムの実現を目的として、介護・保育といった事業も展開しているため、自社運営の介護施設と連携して、在宅医療に注力するなど、地域密着型の、かかりつけ薬局という色が濃くなっています。

 

その在宅医療ですが、扱う薬剤が高度なため、薬剤師が直接、訪問指導を行っています。麻薬製剤や高カロリー輸液調剤への対応が出来るよう、無菌調剤室も完備しており、そこで調剤した後、薬剤師が直接患宅へ訪問して、服薬指導を行うというシステムです。

 

また、日生薬局は、大学病院や特定機能病院の近隣にあることから、高度医療を必要とする患者が多く、取り扱っている薬局が極めて限られている、ガン薬物療法や抗HIV薬などの、高度薬学管理機能も担っています。

 

そのため、薬剤師としては、他の薬局では従事出来ないような、専門性の高い仕事を経験することが出来るので、スキルアップを目指している人には、最適な職場です。

 

ちなみに、日生薬局は、24時間無休での無料電話相談サービスを展開、管理栄養士と薬剤師が共同で、食事と薬の飲み合わせ、食生活改善、減量、栄養といったことに関するアドバイスを行うなど、地域住民の健康維持管理にも、力を注いでいます。

 

今後も、高齢化社会を見据えて、総合的な医療サポートを実現するためのサービス体制を充実させることを明言しており、実際に様々な新しい試みを始めているので、こういったことに興味がある人にとっても、オススメの勤務先です。

 

このページでは、日生薬局において発生している、薬剤師の中途採用求人の傾向、及び、薬剤師の年収・給与水準、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

日生薬局の薬剤師募集求人の傾向

日生薬局では、現在、正職員とパート職員の募集を行なっています。採用情報については、日本生科学研究所の公式サイト内において、確認することが出来ます。
http://www.nisseiyakkyoku.com/rec/information-career/

 

新卒者も応募可能ですが、本音としては、経験者に来てほしいという考えを持っている会社であり、実際に歓迎されているので、調剤経験がある人のほうが有利です。

 

詳細については、後ほど改めて触れますが、日生薬局においては、業務を遂行するうえで、必要とされる薬剤の知識レベルは、他社よりも高くなるので、必然的に、経験と実力を兼ね備えた薬剤師が重宝されることになります。

 

高度医療薬剤の取り扱いは、通常の調剤業務より高度な技術を要するので、経験や知識がある中途採用者のほうが、適切というわけです。

 

しかしながら、新卒者や未経験者が採用されないということはなく、最も重要視されているのは意欲や人間性なので、面接の際には、このあたりをアピールしておくことを、オススメです。(これは、経験者も同様です。)

 

なお、日生薬局は、薬剤師専門の転職支援会社経由でも、募集をかけているので、そちらに問い合わせる形でも、求人情報を入手することが出来ます。

 

転職会社は、薬局、ドラッグストアを含む、様々な企業の求人案件を扱っているので、日生薬局だけでなく、他の求人もチェックして比較検討してみたいといった時には、まとめて情報を教えてもらえるので、自分で探す手間が省けて便利です。

 

転職会社は、それぞれの企業の内情も把握しているので、自分に合う会社なのかどうか、細かいところまで相談出来るという強みもあります。このページの最後に、代表的な転職会社をリストアップしておきますので、興味があれば、連絡を取ってみてください。

 

日生薬局の年収・給与制度について

日生薬局に勤務する薬剤師の給与水準ですが、正職員では月額27万~36万円、パートでは時給1900円~2500円というのが一つの目安となり、これまでの経験・職歴を加味して、算出されることになります。

 

パートの場合、どの曜日・時間に出勤するのかによっても、金額に差が出てくるので、時給を上げたいということであれば、会社側と相談して、会社が希望する曜日・時間帯に働くようにするのも、一つの手段です。

 

昇給は年1回、賞与は7月と12月の年2回となります。各種手当については、薬剤師手当、業務手当、管理手当、時間外手当、家族手当、住宅手当、通勤手当などが用意されています。(通勤手当は月額5万円が上限となります。)

 

福利厚生に関しては、各種社会保険、薬剤師賠償責任保険が完備されているほか、退職金制度、社員寮(独身の地方出身者が対象)や住宅補助制度、会社契約の福利厚生クラブなどが用意されており、中堅の薬局チェーンとしては、かなり充実した内容となっています。

 

また、日生薬局には、合格祝い金のような、面白い制度もあります。日生薬局への転職が決まった時には、祝い金4万円が支給されるという制度です。(正職員のみが対象となります。)

 

公式サイト内において、福利厚生面に関する詳細が説明されているので、興味がある人は、アクセスしてみてください。
http://www.nisseiyakkyoku.com/rec/welfare/

 

中途採用で入社する時の注意点

給与に関する補足ですが、中途採用の場合、年齢やこれまでの経験などを考慮する形で、金額が決まることになりますが、ここは交渉次第でもあるので、日本生科学研究所から提示された金額に納得がいかない時には、希望条件を伝えて、会社側と話し合うことをオススメします。

 

転職後は、そう簡単に大幅に給与が上がることはないため、ここで設定された金額が後々まで付いて回ることになるので、中途半端な妥協はNGです。(働き始めた後、後悔することになります。)

 

もし、こういった条件交渉が苦手ということであれば、先ほど触れた転職会社に、交渉の代行をお願いすることも出来ます。彼らは転職のプロであり、この手の交渉に慣れているので、うまく話を進めてくれます。

 

実際、条件アップに成功するケースが多々あるので、ぜひ一度相談してみてください。

 

日生薬局の就労環境について

日生薬局の勤務時間についてですが、ここは店舗によって異なります。そのため、自分が希望する勤務エリアの店舗の詳細について、公式サイトや転職会社を利用して、事前に確認するようにしてください。

 

勤務形態については、どの店舗でも日曜・祝日が定休日となる週休2日制です。(土曜日も休日となる店舗もあります。)

 

有給以外では、夏期休暇・年末年始休暇が用意されており、定期的にまとまった休みが取れるようになっています。

 

なお、日生薬局では、店舗異動(転勤)が発生することがありますが、殆どの店舗が東京23区内に集中していることもあり、自宅からの通勤圏外にある店舗への異動というのは、まずないと考えてください。

 

成長環境について

日生薬局は、前述したように、日本有数の大学病院からの処方箋を受け付けているので、取り扱う薬剤も高度なものとなります。そのため、薬学のスペシャリストとして、相応の知識・技量が要求されることになり、日常業務をこなすことが、自分自身のスキルアップにもつながる職場です。

 

社内教育・研修制度に関しては、外部講師を招いての全体集合研修、海外研修、社内勉強会など、他の薬局チェーンと比較しても充実しています。特に、認定薬剤師の資格取得のための支援体制がしっかりしているので、取得に興味がある人にとっては、最適な環境です。

 

また、日生薬局では、学会への参加も奨励しており、希望通りに参加させてもらえるので、勉強する機会については、事欠かない状況です。

 

女性の働きやすさについて

日生薬局は、育児休業取得率が100%と、希望者は申請通りに休暇を取得することが出来ますし、復帰後には、時短勤務で働けるようにもなっているので、小さな子供がいる女性にとっても、無理なく働き続けることが出来ます。

 

また、仮に店舗が異動になったとしても、自宅から通勤可能な範囲なので、保育所を転園しなければならないといったことも、避けられます。

 

どの店舗でも、日曜・祝日は休みですし、有給についても取りやすい会社なので、家庭や子供の用事に合わせて、無理なく休めます。

 

薬剤師の場合、仕事の内容について、男女で差が付くことは少ない職種ですが、それは日生薬局においても同様ですし、昇進の機会についても男女平等なので、女性にとっては、働きやすい環境と考えて間違いなしです。

 

転職としての価値

ここまで、日生薬局の就労環境について、複数の角度からお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。待遇、就労環境、ともに良好なので、自分が希望する勤務エリアにおいて、店舗があるのであれば、転職先候補として、検討するだけの価値が十分にあります。

 

特に、薬剤師として、自分の専門性・スキルを深めたい人にとっては、何かと学びが多い職場なので、オススメですが、このあたりの判断については、もちろん、人によって違ってくるので、もしかしたら、日生薬局は合わないという人もいるかもしれません。

 

下記に、薬剤師の転職支援会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に詳しいので、判断に迷う部分があれば、転職を目指すべきかどうか、相談してみてください。客観的な視点で冷静にアドバイスしてくれるので、参考になるはずです。

 

また、転職会社に他の薬局やドラッグストア、一般企業などの求人情報を教えてもらって、それらの求人と日生薬局を比較してみるのもオススメです。

 

もしかしたら、より魅力を感じる求人が出てくるかもしれないので、他社のことについても、話をしてみてください。(自分が希望する勤務エリア内の求人事情について、最新の動向を教えてもらうというのもアリです。)

 

<薬剤師の転職支援を専門とする転職会社>