ヤマダ電機の薬剤師中途採用事情

『ヤマダ電機って、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』

 

転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、ヤマダ電機の就労環境について、まとめています。

 

現在、ヤマダ電機で働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。

 

また、ヤマダ電機の中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。

 

目次

ヤマダ電機の会社概要

日本最大級の家電量販売店チェーンであるヤマダ電機。1983年に設立された当時は、群馬の小さな個人商店でしたが、コジマ電機、ケーズデンキなどと、競い合いながら、急成長、2005年には専門量販店として、初めて売上高1兆円を達成するまでになっています。

 

ヤマダ電機では、日本総本店池袋においてのみ、調剤薬局事業を行なっていましたが、2012年からは、他の店舗においても、調剤薬局を展開するようになりました。(OTC医薬品の販売にも、力を入れています。)

 

現在は、全国各地において、調剤薬局を併設する店舗が存在しており、それに伴い、薬剤師を募集する求人についても、様々な地域において、発生しています。業績好調な企業だけあって、給与額は高めなので、薬剤師の転職先としてもオススメの会社です。

 

このページでは、ヤマダ電機から発生している薬剤師中途採用求人の傾向、及び、薬剤師の年収・給与水準、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

薬剤師募集求人の傾向

ヤマダ電機では、正社員・嘱託職員とパート職員を募集しています。公式サイト内に開設されている採用情報ページから、現在、募集がかかっている求人の一覧、及び、募集要項について、確認することが出来ます。
https://yamada-saiyou.net/jobfind-pc/

 

(勤務地を選択したうえで、検索欄に『薬剤師』と記入して、検索をかけるのが、一番探しやすい方法です。)

 

ただし、薬剤師の場合、全ての求人が正確に掲載されているとは限りません。薬剤師の転職支援を手掛ける、転職エージェント経由でも募集をかけており、そちらのほうが主軸となっているためです。(特に、正社員の求人については、会社のサイトに載っていないことが多いです。)

 

そのため、ヤマダ電機の求人情報を正確に把握するためには、転職会社に問い合わせて、確認することをオススメします。

 

なお、給与条件に関しては、正社員で年収500万~700万、嘱託職員で月収40~44万円、パート・アルバイトで時給2500~2800円というのが、一つの目安となりますが、この給与額は店舗(地域)によって、多少の差があります。

 

また、全店舗共通で、前職の給与額や、これまでの薬剤師としての勤務実績を考慮したうえで、給与額が決まるので、個人差が生じることになります。

 

なお、ここは、転職時の交渉次第ということもあるので、ヤマダ電機から提示された金額に不満がある時には、自分の希望額を伝えて、積極的に話し合うことをオススメします。

 

薬剤師は、今現在においても、売り手市場ということもあり、要望を伝えれば、聞き入れてもらいやすいので、妥協してしまうのはNGです。(せっかくの給与アップのチャンスをフイにするのは、モッタイナイです。)

 

もし、こういった条件交渉が苦手ということであれば、転職エージェントに、交渉を代行してもらってください。彼らは転職のプロなので、この手の交渉経験を豊富に有しており、話し合いをスムーズに進めてくれますし、実際、何らかの上積みに成功するケースが多いです。

 

相談すれば、快く対応してくれるので、遠慮することなく、話をしてみてください。(ただし、全くの未経験者の場合、仮に交渉してもらったとしても、大幅な増額は難しく、アップ幅は少額に留まるでしょう。)

 

就労環境について

勤務体制ですが、薬剤師の場合、正社員・嘱託職員・パート、全て共通で、0時から22時までの時間帯における、交代制となります。正社員・嘱託職員の勤務時間は、1日8時間で週5日勤務ですが、土日祝日にも出勤することが、採用の前提条件となります。

 

ただし、どうしても土日祝日での勤務が難しい場合には、相談に応じてくれるようなので、事情がある人は、話をしてみてください。

 

なお、シフト勤務は採用条件の一つですが、勤務希望時間帯の調整はしてくれるので、希望する時間帯があれば、きちんと伝えるようにしてください。休日については、原則平日休みの週休2日制となります。有給休暇や元旦休日もあります。

 

福利厚生面に関しては、社会保険完備が完備されているほかは、通勤費が支給される程度であり、特筆出来るものはありません。

 

パート職員に関しては、勤務時間帯は正社員・嘱託職員と同じですが、1日あたりの勤務時間が6時間~7時間30分となり、勤務日数については、週4~5日となります。そのため、1週間の労働時間は、30時間~37時間30分ということになります。

 

なお、ヤマダ電機の場合、パートであっても、社会保険加入が前提となるので、扶養の範囲内で働くということは、出来ません。また、福利厚生については、正社員・嘱託職員と同じです。

 

仕事内容については、正社員・嘱託職員・パート、全て共通で、調剤業務がメインとなりますが、販売店なので、販売業務や事務全般も担当することになります。職場環境としては、平均年齢が20代後半の店舗が多いなど、若い社員が多い会社です。

 

成長環境について

ヤマダ電機は、調剤だけではなく、OTC医薬品の販売も重視しているので、調剤業務だけでなく、OTC販売の経験を積みたいという人には、良い環境です。(他のドラッグストアと比較しても、多様な経験が出来ると思います。)

 

また、接客に加えて、在庫管理、発注管理、収支管理など、販売管理業務も担当することになるので、こういった業務の知識も習得したいという人にとっても、オススメの環境です。

 

つまり、調剤以外の業務にも、対応出来るだけのスキル・知識を身につけたいという人に、向いている職場ということになります。

 

女性の働きやすさについて

ヤマダ電機は、女性が前面に出て、業務を担っている会社なので、男性社員よりも、下の立場になるということはありません。昇進の機会についても、男女で変わらないので、その気になれば、上のポジションを目指すことも出来ます。

 

ただし、ヤマダ電機の場合、家電販売を主軸とする会社なので、店長や本社勤務を狙う場合、薬剤師という仕事からは離れることになるので、薬剤師としてのキャリアを追求するには、限界があるのも事実です。

 

また、育児支援体制については、ヤマダ電機には、全くと言っていいほど、整備が進んでいません。産休・育休といった制度はなく、短時間勤務制度もないので、小さな子供を持つ女性の場合、家族などのサポートがないと、働き続けることは難しいでしょう。

 

転職としての価値

ここまで、ヤマダ電機における、薬剤師の就労環境について、様々な角度からお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。

 

福利厚生や手当などは、あまり期待出来ませんが、給与額自体が、相場以上なので、条件面については、まず満足出来ると思います。ただし、パートやアルバイトであっても、週30時間以上の勤務が最低条件となるので、短時間勤務を希望する人にとっては、不向きの会社です。

 

また、育児支援制度については、皆無に等しいので、小さな子供を持つ女性にとっても、あまり向いていない会社です。

 

そういったこともあり、前述したように、若い社員が多い会社となっているのだと思いますが、そういった意味では、活気がある職場であり、雰囲気は悪くないので、このあたりを加味して、ヤマダ電機へ転職するかどうか、判断するようにしてください。

 

最後に、ヤマダ電機の薬剤師求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは、社内事情に精通しているので、判断に迷うところがあれば、相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になります。

 

また、エージェントは、様々な薬剤師募集案件を保有しているので、別の求人を紹介してもらって、比較検討するのもオススメです。ヤマダ電機以上に、自分に合う職場が見つかる可能性は十分にあるので、ぜひ、ほかの求人についても、話をしてみてください。

 

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