ケンコーコムの薬剤師求人情報

『ケンコーコムって、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』

 

転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、ケンコーコムの就労環境について、まとめています。

 

現在、ケンコーコムで働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。

 

また、ケンコーコムの中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。

 

目次

ケンコーコムの会社概要

健康食品・医薬品を扱う通信販売サイト、ケンコーコム。2000年に開設されたサイトですが、2012年に、大手通販会社、楽天の子会社となりました。さらに、2017年7月に爽快ドラッグと合併、運営会社名を『Rakuten Direct株式会社』に変更して、新たなスタートを切っています。

 

このページでは、ケンコーコムから出ている薬剤師募集求人の傾向、及び、薬剤師の給与水準、就労環境についてまとめていますが、これらは全て、Rakuten Direct株式会社になる前の話となります。

 

今は合併から間もないため、社内体制は楽天時代のままとなっていますが、今後は状況が変わる可能性があります。新しい情報が入り次第、このページの内容を、更新していきますが、タイムラグがあるので、どうしても、最新の状況は追い切れません。

 

結果として、このページで書いている内容で、現状にそぐわない部分が出てきてもおかしくないため、このページの内容を参考にしつつも、ケンコーコムへの転職を検討する際には、最新の状況について確認するようにしてください。

 

ケンコーコムにおける薬剤師募集求人の特徴

ケンコーコムは、栃木県の宇都宮市と、福岡県の飯塚市に物流センターを置いており、こちらのオフィスに勤務する薬剤師を募集しています。

 

ネット通販を利用する顧客からの問い合わせ対応(メール・電話)、及び、サイトの更新作業、医薬品に関するデータ管理・在庫管理といった業務を担当することになります。

 

なお、サイトの更新作業というのは、サイト内に記載してある商品の説明文、成分効能の記載に間違いがないかどうか、確認する仕事となり、実際にホームページの作成を行うわけではないので、Web作成のスキルなどは一切不要です。

 

業務内容を見て頂ければ分かりますが、デスクワーク中心の仕事となり、調剤薬局やドラッグストア勤務であるような、品だし・搬入といった力仕事はないので、体力的には楽です。

 

一方、ケンコーコムは、ネットと実店舗の協働を掲げ、実験的に実店舗を開業しています。東京世田谷区の祖師谷大蔵と、二子玉川駅近くにある楽天本社内に、それぞれ1店舗ずつを運営しており、調剤業務を担当する薬剤師を募集しています。

 

OTC医薬品も扱っていますが、メインは調剤となるため、調剤・服薬指導・薬歴管理といった、従来の薬局の仕事と一緒になります。

 

求人情報の入手方法

ケンコーコムのサイト内に、スタッフ募集ページが開設されており、そちらのページから、中途採用求人の詳細について、確認することが出来ます。
https://www.kenko.com/company/staff.html

 

また、薬剤師の転職支援を手掛ける転職会社のなかにも、ケンコーコムの求人を扱っているところがあり、そちらからも求人情報を入手することが出来ます。

 

転職会社の場合、様々な企業の求人を扱っているので、ケンコーコムの求人と、他社の求人を比較してみたいといった時には、便利な存在です。

 

後述しますが、ケンコーコムの給与は、薬剤師の水準としては、決して高くないので、そういった意味では、他社の求人を同時にチェックしておいたほうが無難です。このページの最後に、代表的な転職会社をリストアップしておきますので、うまく活用してください。

 

ケンコーコムに勤務する薬剤師の年収

正社員として採用された場合、給与は年俸制となります。前職までの経歴・実績をもとにして、給与額が算出されることになりますが、薬剤師としての就労経験が3~5年程度ある人で、年収600万円というのが、一つの目安となります。

 

これは、宇都宮、福岡、東京(祖師谷大蔵、二子玉川)、全拠点共通となります。宇都宮であれば、地方都市のため、薬剤師の給与相場が若干低いこともあり、600万円という年収は悪くないと思います。

 

就労環境のところで詳しく触れますが、ケンコーコムは仕事量がそれほど多い会社ではないので、仕事の負担とのバランスでいえば、給与水準は、なかなか良いレベルにあると言えます。

 

逆に、東京都内だと、調剤経験が長い薬剤師であれば、年収600万円以上が見込める職場は多いので、決して、ケンコーコムがオイシイ職場ということにはなりません。

 

ちなみに、福利厚生については、それほど特筆出来ることはありません。各種年金・保険は完備されていますが、住宅手当・扶養手当といったものはないので、そこを踏まえても、ケンコーコムの給与条件は、他社よりも良好とは言えない状況です。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途で入る場合、前職までの実績を考慮する形で、給与額が算出されることになりますが、ここは交渉次第という要素もあるので、ケンコーコムから提示された金額に納得がいかないようであれば、ここで我慢せずに、自分の要望を伝えて、交渉するようにしてください。

 

ケンコーコムは、元々、給与水準が高い会社ではないだけに、中途半端に妥協してしまうと、後々まで後悔することになります。

 

こういった条件交渉が苦手ということであれば、前述した転職会社に代行してもらってください。彼らはプロなので、うまく話を進めてくれます。

 

100%希望通りとはならないかもしれませんが、交渉ベタな人が自分でどうにかしようとするよりも、よっぽどうまくいくので、最初から任せてしまったほうが賢明です。

 

薬剤師の就労環境・ワークライフバランスについて

ケンコーコムは全社的な傾向として、仕事の負担は少なく、ゆったりとしたペースで働くことが出来ます。物流センター勤務だと、平日9:00~17:00勤務となり、残業はほぼゼロ、休日出勤もないので、プライベートの時間をしっかり確保することが出来ます。

 

調剤薬局勤務に関しては、10:00~20:00のシフト制勤務となり、土曜日にも9:00~15:00で出勤することになるので、休みが不規則になるというデメリットはありますが、こちらも残業や休日出勤は、ほぼゼロなので、シフト勤務が気になければ、働きやすい環境と言えるでしょう。

 

(1日あたりの処方せん枚数は少ないうえ、内科が中心なので、仕事の負荷は少ないです。)

 

なお、有給については、取得しやすく、事前に申請しておけば、繁忙期を除いて、ほぼ確実に許可されます。

 

ケンコーコムの評価制度・キャリアアップに関して

ケンコーコムでは、社内で統一された評価制度がなく、実質的に、各部署の部門長、及び、店長に部下の評価を一任している状況です。そのため、査定者である上司の意向が強く反映されるため、ここに不公平感を感じる社員もいます。

 

ただし、若い会社であること、動きが速いネット系の会社であることから、実績を出した人が、高い評価を受けて、昇進する傾向があります。20代の若い人でも、管理職に就くケースが多々見られるので、キャリア志向が強い人からしても、十分にやり甲斐を感じることが出来るはずです。

 

女性の働きやすさについて

ケンコーコムは、男女で仕事内容に差があるようなことなく、誰でも同じように、責任ある仕事を任されて働くことが出来る環境です。昇進の機会についても、男女平等であり、実力があれば、女性でも出世していける会社です。

 

育児支援体制も充実しており、産休・育休はもちろんのこと、復帰後には時短勤務を選択することが可能となっています。薬剤師の事例ではありませんが、女性スタッフのなかには、2度・3度と産休・育休を取得している人もいるぐらいです。

 

それでも、会社からは何も言われないですし、周囲からの理解もあるので、気兼ねなく働くことが出来ます。子供の急病などで、急遽、休みを取ったり、早引きしたりといったことも、受け入れてくれる職場なので、子供を持つ人にとっては、理想的な環境と言えるでしょう。

 

ケンコーコムの転職先としての価値

薬剤師が働く場所として見た場合、ケンコーコムは決して、給与水準が高い会社ではないのですが、就労環境については、申し分がない状況です。特に、子供がいる女性にとっては、これ以上は望めない職場と言えます。

 

逆に言えば、独身でバリバリ仕事をして、高い収入を得たいという人にとっては、やり甲斐にかける面がある会社かもしれません。

 

このように、会社に何を求めるかによって、ケンコーコムの転職先としての価値は変わってくるので、自分の希望条件などと照らし合わせながら、ケンコーコムへの転職を目指すかどうか、判断するようにしてください。

 

最後に、ケンコーコムの中途採用求人を扱っている、薬剤師専門の転職会社をリストアップしておきますが、彼らはケンコーコムの社内事情を把握しているので、判断に迷うようでしたら、相談してみるのもアリです。冷静な視点でアドバイスしてくれるので、参考になります。

 

また、転職会社は様々な求人案件を保有しているので、自分が希望する勤務エリアにおいて発生している別の求人について教えてもらうのもオススメです。もしかしたら、ケンコーコム以上に自分の理想に合う会社を紹介してもらえるかもしれないので、ぜひ聞いてみてください。

 

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