日本メディカルシステムの薬剤師中途採用事情

 

 

『日本メディカルシステムって、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』

 

転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、日本メディカルシステムの就労環境について、まとめています。

 

現在、日本メディカルシステムで働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。

 

また、日本メディカルシステムの中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。

 

目次

日本メディカルシステムの会社概要

調剤薬局事業を中心に、医療ビル開発および医師の開業支援事業、医師専門の人材紹介事業、在宅介護事業など、医療福祉分野において、様々な事業を幅広く展開している日本メディカルシステム株式会社。

 

創業以来、41期連続で増収増益を続けるという、堅実な経営をしています。主軸となる調剤薬局事業は、東京都、千葉県を中心に、東北から四国までの12都府県において、70以上の店舗を展開しています。

 

現在、日本メディカルシステム株式会社には、400名を超える薬剤師が在籍していますが、メイン事業となる調剤薬局では、各店舗で薬剤師が足りていないのが実情であり、人材がさらに必要とされています。

 

そのため、日本メディカルシステムでは、常に薬剤師を募集しており、中途採用求人についても、いつでも見つかる状況です。

 

このページでは、日本メディカルシステム株式会社における、薬剤師の中途採用求人の傾向、及び、薬剤師の年収、就労環境についてまとめているので、参考にしてください。

 

日本メディカルシステムにおける中途採用求人の傾向

先ほども触れたように、日本メディカルシステムでは、薬剤師の中途採用を常時行っています。公式サイト内に、中途採用情報ページを開設しており、そこから募集要項の詳細について、確認することが出来ます。
http://www.jmsys.co.jp/recruit/

 

中途採用情報ページでは、現在薬剤師を募集している店舗が一覧で掲載されており、各店舗の募集ページからエントリーすることが可能です。正社員とパートを同時に募集している店舗が大半なので、フルタイム勤務・パート勤務、どちらを希望する人であっても、応募可能です。

 

また、日本メディカルシステムでは、中途に関しても、未経験者を積極的に採用しているので、調剤経験が無い人・浅い人でも問題なく応募出来ます。

 

日本メディカルシステム株式会社に勤務する薬剤師の年収ついて

日本メディカルシステムでは、薬剤師に関しては、年俸制を採用しています。年収の目安としては、下記のようなものとなります。

 

  • 20代前半 440万円
  • 20代後半 550万円
  • 30代(薬局長) 600万円
  • 50代(本社課長) 700万円

 

給与条件について、注意すべきことは、残業代が年俸に含まれているということです。そのため、残業が多発する店舗とそうでない店舗では、同じ給与額でも、時給換算で考えたら、違いが生じることになるということを、頭に入れておいてください。

 

なお、繁忙期には、通常の出勤日だけでは、仕事が回らないため、休日出勤が発生することになりますが、この場合、日本メディカルシステムでは、希望者を募る形で、出勤する人間を決めています。

 

希望者に対しては、特別休が支払われることになるため、繁忙期に頻繁に出勤することで、手取りの給与額を、大幅に上げることが可能です。

 

中途採用で入社する時の注意点

転職する時には、前職までの経歴・実績を加味して、年俸が算出されることになりますが、交渉次第で、金額が変わってくるので、日本メディカルシステムからの提示額に満足出来ない時には、納得がいくまで、話し合うことをオススメします。

 

ここで妥協してしまうと、不満が残る形で、給与額が設定されてしまうので、要注意です。金銭面の交渉は苦手という人は、薬剤師の転職支援を手掛ける転職会社に代行してもらうことをオススメします。

 

日本メディカルシステムは、転職会社経由でも、薬剤師を募集していますが、その求人を扱っている転職会社に依頼すれば、交渉を請け負ってくれます。彼らはプロであり、この手の交渉に慣れているので、自分で無理に進めるよりも、任せてしまったほうが賢明です。

 

(年収ベースで、数十万円程度アップするという例は珍しくないですし、なかには100万円近くアップしたという事例もあります。)

 

評価、昇進について

日本メディカルシステムでは、成果主義を取り入れており、やる気があり、業務に意欲的に取り組んでいる人、結果出している人が、評価される傾向にあります。

 

特に、薬剤師の資格を持ったマネジメント能力のある人物というのは、社内に少なく、常に求められているので、その力がある人は、高く評価され、すぐに昇進することになります。また、適性があると判断されれば、本社の管理部門・営業部門などに異動することも可能です。

 

その一方で、言われた仕事だけをやればよいという指示待ち人間というのは、日本メディカルシステムでは歓迎されていないため、評価が低くなり、給与がずっと据え置きのままということになるので、注意してください。

 

※補足
周りから指示された通りに動くのが好きという人は、他社を狙ったほうがいいです。そういった人材を『素直』ということで、評価する企業も存在します。転職会社に問い合わせれば、そういった会社を紹介してくれるので、一度相談してみることをオススメします。

 

成長環境について

日本メディカルシステムは、社員教育に力を入れている会社であり、薬剤師向けの研修・教育体制は、他社と比較しても、かなり充実した内容となっています。

 

中途採用者が利用出来るものに限っても、中途採用研修とe-ラーニングが準備されているので、経験が浅い人、ブランクがある人でも、最新の知識を得ることが可能です。

 

ただし、こういった会社なので、日本メディカルシステムは、他社よりも勉強に費やす時間が多いです。学習意欲がある人にとっては、魅力的な環境と言えますが、興味がない人だと、苦痛になったり、自分の時間を取られて、不満を感じたりすることもあるかもしれないので、注意してください。

 

なお、日本メディカルシステムは、仕事の内容に関する要望についても、出来る限り、その要望に添えるように配慮してくれる会社です。たとえば、総合病院の門前薬局に異動させてもらう、精神科・心療内科の処方せんを受け付けている店舗へ異動させてもらうといったことですね。

 

やる気を見せれば、通るケースが多いので、仕事に積極的に関わる人にとっては、自分のキャリアを追求しやすい環境です。

 

ワークライフバランスについて

調剤薬局では、どこでもその傾向がありますが、日本メディカルシステムが運営する薬局では、薬剤師が不足気味です。(ギリギリの人数で回している店舗が多いです。)そのため、ワークライフバランスについては、それほど期待出来ないというのが、正直なところです。

 

一般薬剤師の場合、週休2日は確保されていますが、管理職になると、休日出勤が必要となるケースが増えてきます。また、役職の有無に関係なく、有給休暇の取得率は極めて低く、病欠の時に利用する程度となっています。

 

残業についても、常態化している店舗が多いのですが、具体的な残業時間数については、店舗によって大きく異なるので、自分が配属されることが想定される店舗の状況について、確認しておくことをオススメします。

 

この点については、薬剤師専門の転職会社であれば、情報を持っているので、気になる人は問い合わせてみてください。(日本メディカルシステムに直接確認することも出来ますが、忙しさについて、控え目に伝えられる可能性があるので、転職会社に尋ねたほうが安心です。)

 

※補足
仮に、配属先店舗の人員態勢がしっかりしていたとしても、周辺地域の店舗の状態が悪ければ、ヘルプに回されるなど、影響を受けることになるので、完璧を期すのであれば、周辺店舗の状況についても、一緒に確認しておいたほうがいいです。

 

女性の働きやすさについて

日本メディカルシステムは、薬局チェーンのなかでは珍しく、男性薬剤師が多い会社ですが、仕事の内容、評価体制については、男女平等なので、女性だからといって、特に働きにくさを感じることはありません。

 

役職は、男性社員で占められていますが、この背景には、管理職を希望する女性が少ないという事情があるので、女性だからといって、キャリアアップ出来ないということではありません。昇進の機会についても、男女平等なので、安心してください。

 

また、子育て支援制度についても、一通り整備されています。子供が三歳になるまでは育児休暇を取得することが出来ますし、復帰後も、短時間勤務制度を利用して、6時間勤務で働くことが可能です。これらの制度を利用して、子育てをしながら働いているママ薬剤師は、非常に多いです。

 

日本メディカルシステム株式会社の転職先としての価値

ここまで、日本メディカルシステムの就労環境について、様々な角度から見てきました。残業代込みとはなりますが、成果主義の会社なので、自分を磨いて、昇進・昇給を目指すというタイプの人にとっては、合っている会社と言えます。

 

給与額についても、それほど悪くはなく、教育体制もしっかりしているので、転職先として検討するだけの価値は十分にあります。

 

一方、仕事は給料を得るためと割り切っていて、プライベートをより重視したいと考えている人にとっては、日本メディカルシステムは不満が残る職場になると思います。

 

このように、仕事に求めるものによって、日本メディカルシステムの評価は変わってくるので、自分の価値観と照らし合わせながら、転職の判断を下すようにしてください。

 

下記に、日本メディカルシステムの中途採用求人の取り扱い実績がある転職会社をリストアップしていますが、彼らは社内事情に精通しているので、判断に迷う時には、相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になります。

 

また、転職会社は、様々な企業の求人情報を押さえているので、他社の求人について、聞いてみるのもオススメです。日本メディカルシステム以上に、自分に合う会社を紹介してもらえるかもしれないので、関心がある人は、一度話をしてみてください。

 

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