『クオールって、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』
転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、クオールの就労環境について、まとめています。
現在、クオールで働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。
また、クオールの中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。
目次
クオールの会社概要
クオールは新しい業態開発に積極的に取り組んでいる薬局チェーン。その最たる例が、ローソンと業務提携をして、コンビニのなかに調剤薬局を開設した店舗を共同開発したことです。
夜間対応、休日対応もしているため、患者さんにとっては非常に便利です。OTC薬も豊富に取り扱っており、特にヘルスケア関連の商品は充実しています。
2011年にはビックカメラとも提携、有楽町にビックドラッグを設置するなど、ユニーク取り組みを次から次へと始めています。
クオールのもう一つの特徴は、優れた研修制度。階層別に細かく分けた研修体系を創り上げています。また、ぜんそくや消化器系等、15の疾患別に専門的な服薬指導が出来るようになるためのスキルを身につける研修制度も設けています。
年収はどれくらい?
新卒採用440万円、4〜5年勤務で550万円ぐらいは、一つのモデル例と考えてください。入社後の昇給ペースは役職につかない限り、それほどでもありませんが、転勤を受け入れる人は高めになる傾向があります。
処方箋数が査定のなかで重要な要素となっていますが、店舗差もあるため、勤務先によってはなかなか達成出来ず、査定評価がアップしないという状況になってしまっています。
子育てに対する理解は? プライベートは?
女性が多い職場ということもあり、子育てに理解のある環境といえます。残業なし、有給も取りやすいというのが、表向きの触れ込みとなっていますが、店舗差があるため、場所によっては思うように休みが取れないということも少なくありません。
有給の申請すら出来る雰囲気ではないという店舗もあるため、プライベートを重視したい人は、事前に配属先の店舗について、希望を出しておくべきです。
スキルアップの機会は?
定期的に研修会や勉強会が開かれているため、スキルアップのチャンスには恵まれています。なかば強制的に参加させられることも多いので、嫌でも実力をつけられるという側面もあります。
同業他社と比べると、ローソンやビックカメラとの提携店舗といった普通の調剤薬局とは違う職場で働けるので、幅広い業務経験を積むことが出来ます。サービス業の内容が濃いので、接客スキルを磨くことも出来ます。
クオールで働きたいという人が頭に入れておくべきこと
コンビニ展開、OTC薬への積極的取り組み等、イメージとしては調剤薬局というよりは、ドラッグストアで働くといったほうがいいかもしれません。
繰り返しになりますが、接客業という側面が強いので、調剤業務を徹底的に追求したいという人には、満足出来ない要素も出てくると思います。
総合評価
クオールはユニークな試みに積極的に取り組んでいる面白みのある企業ですが、業務量は多く、プライベートの充実という点では厳しい面があります。
バリバリ仕事をして、スキルアップしたいという人にとってはオススメですが、ワークライフバランスを重視している人にとっては、良い勤務先ではないかもしれないので、その点は要注意です。