『紅屋商事って、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』
転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、紅屋商事の就労環境について、まとめています。
現在、紅屋商事で働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。
また、紅屋商事の中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。
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紅屋商事の会社概要
青森市に本社を置き、青森県と秋田県において、スーパーマーケット(ベニーマート、カブセンター)とスーパードラッグストア(メガ)を経営している紅屋商事。企業規模としては、青森県内第2位となっている、地域密着型の企業です。
ドラッグストアについては、単独店舗8店舗と、カブセンター、ベニーマートの併設店舗11店舗を、青森市、弘前市、黒石市、秋田市、能代市において、展開しています。
今は、どの企業でも、薬剤師が不足しており、人材確保に躍起になっていますが、紅屋商事においても、状況は同様です。そのため、新卒だけでなく、薬剤師の中途採用に関しても、通年で行っています。
このページでは、紅屋商事における薬剤師の中途採用求人の傾向、及び、年収や就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。
紅屋商事における薬剤師の中途採用求人の傾向
紅屋商事では、公式サイト内に人材募集ページを設けており、そのなかにあるキャリア(中途)採用ページから、エントリーすることが出来ます。
http://www.beny.co.jp/employment/
しかし、公式サイトから応募した場合、地域や店舗の指定をすることは出来ません。(転勤も必要です。)給与条件に関しても、詳細は記載されておらず、面接時に今までの経験や実績に応じて、相談する形になるので、要望があれば遠慮なく伝えるようにしてください。
ここで、躊躇してしまうと、自分の希望とは違う条件で、採用が決まってしまうこともあり、その場合、働き始めた後に後悔することになるので、要注意です。中途半端な妥協は禁物ですが、こういった交渉ごとは苦手という人は少なくないと思います。
その場合、薬剤師の転職支援を行っている転職エージェントに、交渉を代行してもらってください。代行を依頼出来るのは、あくまでも、そのエージェントが扱っている求人のみとなりますが、幸い、紅屋商事は、中途に関しては、エージェント経由で募集をかけることが多いです。
このページの最後に、大手の転職エージェントをリストアップしておきますので、紅屋商事の求人を扱っているかどうか、ぜひ問い合わせてみてください。
(タイミングによって、求人を扱うエージェントが違ってくるので、複数のエージェントに、同時に問い合わせることをオススメします。)
紅屋商事における薬剤師の年収について
紅屋商事の給与水準ですが、会社全体の平均値で見れば、青森県・秋田県の給与相場より、高めになっています。
具体的な目安としては、薬剤師の場合、新卒で月給35万円(薬剤師手当15万円を含む)が基準となっています。中途採用だと、経験に応じて基本給が加算されるので、40~50万円といった収入額も見込めます。(管理職になれば、さらにアップします。)
ただし、注意点としては、紅屋商事では、みなし残業制が採用されており、薬剤師手当(専門職手当)に、固定残業代として、約30時間分が含まれています。そのため、残業時間を増やすことで、給与を上げるといったことは出来ません。
なお、薬剤師手当以外の諸手当については、それほど特筆することはないのですが、変わったところでは、申請制の禁煙手当(8000円)が設定されています。
賞与については、年2回(7月、12月)支給となっています。年間で約3.5ヵ月分程度となることが多いのですが、業績連動制のため、その年によって、支給額は異なります。
ワークライフバランスについて
小売業はどこでもそうですが、定休日が無く、営業時間も長いため、残念ながらワークライフバランスが取りやすいとは、言えません。社員は、日曜・祝日、お盆、年末年始も、出勤して働くことになります。
紅屋商事では、シフト勤務制となり、事前に申請すれば、シフトに関する要望が通りやすいのですが、当然のことながら、土日は客足が増えるため、休むことは殆ど不可能です。
また、有給休暇については、社内で取得する雰囲気がなく、実際に取得する人がほとんどいない状況なので、あってないようなものと捉えておいたほうが、賢明です。
紅屋商事は、どの店舗でも、在籍する薬剤師が少ないため、残業が当たり前、休日出勤も珍しくないので、仕事最優先の日々になることを、覚悟しておいたほうがいいです。
紅屋商事の成長環境について
紅屋商事では、作業マニュアルや教育制度を整備していないため、入社後は、店長や先輩スタッフによる指導が基本となります。
社内で統一された基準がないため、店舗ごとにやり方が異なっており、最初に配属される店舗によって、仕事にスムーズに入ることが出来るかどうかが、違ってきます。
こうやって書くと、あまり良い印象を受けない人が多いかもしれませんが、逆に言えば、現場の裁量が大きいことを意味しており、ポップ作りや売り場のレイアウト調整など、店舗運営について、各店舗のスタッフが自由にアイデアを出して、実行している会社です。
自分から積極的に行動する人にとっては、自分の好きなように仕事が出来る職場ということで、その点では、非常にやり甲斐を感じられる会社だと思います。
女性の働きやすさについて
紅屋商事では、女性のライフスタイルの変化に対する理解があり、産休制度を利用して復帰する女性社員が多数存在します。特に、薬剤師は人材不足なので、出産後の復帰は歓迎されます。
一方で、仕事内容としては、食料品や雑貨も扱っているドラッグストアであるため、品出しや検品など、肉体労働が必要となります。そのため、体力のない女性のなかには、身体的に厳しいと感じる人もいます。
紅屋商事で働くには、薬剤師であっても、力仕事に耐えられるだけの体力が必要と考えてください。
紅屋商事の転職先としての価値
ここまで、紅屋商事の就労環境について、様々な観点から見てきました。給与水準は地域の相場よりも高く、年収を重視している人にとっては、魅力的な会社と言えます。
ただし、高給与というのは、残業や休日出勤の多さ、勤務時間の長さなど、労働負荷の重さの裏返しであり、ここに納得出来る人でないと、紅屋商事で働き続けることは難しいでしょう。(プライベートを重視したい人にとっては、ストレスの溜まる職場環境と言えます。)
転職先に何を求めるのかによって、紅屋商事の転職先としての価値は変わってくるので、自分の価値観を見極めたうえで、紅屋商事を転職先候補に入れるかどうか、決めるようにしてください。
最後に、薬剤師の転職支援を手掛ける大手転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは転職のプロなので、こういった転職の判断について、アドバイスを求めるのもアリです。客観的な視点で、冷静に分析してもらえます。
また、エージェントは様々な薬局、ドラッグストアの求人情報を押さえているので、他社の求人について教えてもらうのもいいです。もしかしたら、紅屋商事以上に、自分に合う転職先があるかもしれません。
希望条件などを伝えれば、それらの条件に見合う求人を探してくれるので、興味がある人は、ぜひ一度、調べてみてもらってください。
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