『スギヤマ薬品って、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』
転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、スギヤマ薬品の就労環境について、まとめています。
現在、スギヤマ薬品で働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。
また、スギヤマ薬品の中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。
目次
スギヤマ薬品の会社概要
東海地方に、ドラッグストア、調剤併設型ドラッグストア、調剤薬局の3業態をチェーン展開するスギヤマ薬品。1952年創業、東海地方におけるドラッグストア及び調剤薬局チェーンのパイオニア企業であり、2017年現在、愛知県、岐阜県、三重県の3県で、120店舗以上を営業しています。
ここ数年、新規出店数はそれほど多くはありませんが、ドラッグストアにおける調剤室の設置を進めたり、近隣にクリニックを誘致するなど、調剤併設型の店舗作りに注力しています。また、調剤薬と日用品を同時に届けられるドラッグストアの利点を生かし、在宅事業にも取り組んでいます。
売上高に関しては、10年以上、微増ながら増収増益をキープしており、派手さはないものの、安定した経営を続けています。
調剤業務に力を入れることから、スギヤマ薬品では薬剤師を常に募集しています。新卒採用だけでなく、中途採用(正社員、パート)についても、常時行っています。
このページでは、スギヤマ薬品における薬剤師の中途採用求人の傾向、及び、年収、就労環境などについてまとめていますので、参考にしてください。
スギヤマ薬品の中途採用求人の傾向
スギヤマ薬品では、薬剤師の中途採用を常時行っています。調剤併設型ドラッグストア、調剤薬局のいずれかが勤務先となり、どちらにおいても週40時間の変形労働制シフト勤務となります。店舗によって、休日の曜日や営業時間は異なります。
スギヤマ薬品では、公式サイト内に薬剤師向けの中途採用情報ページを開設しているので、そこからエントリーすることが可能です。正社員とパート(または契約社員)に分かれて、エントリーフォームが用意されています。
http://sugiyama-club.jp/recruit/index.asp
しかし、公式サイトから応募する場合、本社一括採用となるため、具体的な勤務地や店舗に関しては、事前に確認することが出来ません。(面接時に相談することになります。)
また、給与条件や、各店舗の営業時間など、勤務条件の詳細についても、公開されていないので、応募前に把握することが出来ない状態となっています。
面接の前に、これらの情報を入手出来ないと不安という人もいると思いますが、その場合には、薬剤師専門の転職会社を利用することをオススメします。
スギヤマ薬品は、中途採用に関しては、転職会社を通しても、求人を出していますが、この場合、店舗ごとの募集となり、募集要項も公開されているので、事前に給与額や勤務形態などの条件面について、チェックすることが可能です。
このページの最後に、スギヤマ薬品の中途採用求人の取り扱い実績が豊富な転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。
薬剤師の年収、昇給について
スギヤマ薬品における薬剤師の年収は、未経験者で年収400万円程度と、ほかのドラッグストア、調剤薬局と比べても、ほぼ同等の水準となっています。
基本給に、薬剤師手当、役職手当、残業手当など諸手当が付加され、年2回賞与が支給される給与体系となっています。条件が合えば、借上社宅制度も利用出来ます。
昇給は年1回行われますが、昇給幅はそれほど大きくなく、また、年齢が上がれば上がるほど、昇給率は低くなります。そのため、大幅な給与アップを狙うには、薬局長・店長と、上級職に昇格する必要があると考えておいてください。
なお、スギヤマ薬品では、薬局長・店長からエリアマネージャー、スーパーバイザーというのが、薬剤師の主要なキャリアパスとなっています。
中途採用で入社する場合には、前職までの実績や経験、スキルをふまえて、初任給が算出されることになりますが、面接の時に、うまく自分をPRすることが出来れば、給与を高額で設定してもらうことも可能です。
ある意味、最も、自分の要望を伝えやすいタイミングとも言えるので、自分が納得出来るまで、会社側と話をするようにしてください。(一度決まった給与は、そう簡単に給与が上がらないので、入社時の交渉は、とても重要です。)
こういった交渉が苦手という人は、先ほども触れた転職会社に代行してもらうことをオススメします。彼らは転職のプロなので、こういった交渉術に長けていますし、スギヤマ薬品の社内事情にも精通しているので、うまく話を進めてくれます。
100%うまくいくとは限りませんが、交渉ベタな人が自分で話をするよりは、よほど可能性があるので、ぜひサポートを受けてみてください。
ワークライフバランスについて
薬局業界のチェーン店では、どこでも同じ傾向がありますが、スギヤマ薬品は、店舗によって就労環境が異なるので、ワークライフバランスに関しても、店舗間で大きな差があります。
例えば、休日については、総合病院前の調剤薬局では、土日固定休となるのが基本ですが、個人クリニックの門前薬局だと、土曜勤務が必須となるケースが多いです。(ちなみに、調剤薬局の約半数が、基幹病院の門前薬局です。)
また、スギヤマ薬品では、薬剤部長と一般薬剤師の2人体制を敷いている店舗が多く、こういった小さな店舗だと、休みを取るのが難しいです。(有給休暇についても、思うように取れないというのが、実情です。)
残業に関しては、一部、残業が全くないという店舗も存在しますが、基本的に、どの店舗でも、残業は必ず発生するものと考えておいたほうがいいです。
ただし、残業時間数については、 月10時間程度で済む店舗もあれば、月40時間以上の残業が常態化している店舗など、店舗間の差が大きいです。
会社として、業務の改善に取り組んでいるため、極端に残業が多い店舗は減ってきていますが、一定数の残業は避けられないと捉えておいたほうがいいです。
女性の働きやすさについて
ドラッグストア、調剤薬局は、女性の多い業界なので、女性が家庭を持ちながら働きやすい制度が整っている職場が多いのですが、それは、スギヤマ薬品でも一緒です。
産休・育休制度を整備するなど、子育てと仕事を両立出来る就労環境創りに力を入れています。制度の利用率も高く、利用者の大半が、職場復帰を果たしています。
その実績から、名古屋市や愛知県など、複数の自治体からは、子育て支援企業として認定されているほどなので、子供を育てながら働きたいという人にとっては、安心出来る職場と言えます。
キャリアに関しても、男女差はなく、店長・薬局長として活躍している女性は非常に多い会社です。(年齢も関係ないので、中高年層の人が、中途で入社して昇進していくというパターンも多いです。)
スギヤマ薬品の転職先としての価値
ここまでスギヤマ薬品の就労環境について、様々な角度から見てきました。スギヤマ薬品は、地元に密着しており、急速な新規出店も行わない会社なので、落ち着いて仕事が出来る環境が整っています。
年齢が上がるにつれ、昇給の幅が小さくなるというデメリットもありますが、職場の人間関係が良好なため、長く働き続ける人が多い会社です。
しかし、逆に言えば、落ち着いた環境であるため、店長、薬局長で、新しいポストが増えるペースは遅く、積極的に店舗を拡大している他社と比べると、昇進するまでに、時間がかかります。そのため、キャリアアップ志向が強い人にとっては、不満を感じてしまうかもしれません。
このように、会社に求めるものによって、スギヤマ薬品の転職先としての価値は変わってくるので、自分が重視するものと照らし合わせて、転職の判断を行うようにしてください。
最後に、スギヤマ薬品の中途採用求人の取扱実績がある転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、こういった転職の決断に関して、アドバイスを求めるのもアリです。(客観的に分析してくれます。)
また、転職会社は様々な企業の求人を扱っているので、他社の求人を紹介してもらって、スギヤマ薬品と見比べてみるのもオススメです。複数の求人を比較検討することで、また見えてくるものがありますし、もしかしたら、スギヤマ薬品以上に魅力的な職場が見つかるかもしれません。
転職先に希望する条件を伝えれば、それらの条件に合う求人を探してくれるので、興味がある人は、ぜひ紹介してもらってください。
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