たんぽぽ薬局の薬剤師中途採用事情

 

『たんぽぽ薬局って、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』

 

転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、たんぽぽ薬局の就労環境について、まとめています。

 

現在、たんぽぽ薬局で働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。

 

また、たんぽぽ薬局の中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。

 

目次

たんぽぽ薬局の会社概要

病院関連サービス、介護用品レンタルなど医療福祉分野の事業を高く展開するトーカイグループの傘下にある、たんぽぽ薬局。1995年に調剤薬局事業のために立ち上げられた、比較的新しい会社です。

 

1996年に、岐阜市において、1号店を出店した後は、順調に店舗数を増やし、2016年現在では、愛知県・岐阜県を中心に、東海、北陸、関西、四国エリアにおいて、120を超える店舗を展開しています。今後も店舗数増加を計画しており、積極的なエリア拡大戦略をとっています。

 

このような背景から、たんぽぽ薬局では新卒採用だけでなく、中途採用(正社員、パート双方)でも、薬剤師を常時募集しています。

 

このページでは、たんぽぽ薬局における、薬剤師の中途採用求人の概要や、薬剤師の年収・就労環境などについてまとめているので、参考にしてください。

 

たんぽぽ薬局株式会社の中途採用事情

先ほども触れましたが、たんぽぽ薬局では中途採用を常時行っており、公式サイト内の中途採用ページに設置されているエントリーフォームから応募することが出来ます。
https://www.tanpopo-ph.co.jp/recruit/recruitment/career/

 

勤務地は、原則として自宅から通勤可能な店舗となり、店舗見学後に面接を行ったうえで、採用が決定するという流れになります。公式サイトから直接エントリーすることが出来ますが、給与等の待遇について、詳細が記載されておらず、事前に確認することは出来ません。

 

内定後に採用条件が提示されるため、給与に関して不安を感じる人は、転職エージェントを利用することをオススメします。たんぽぽ薬局では、転職エージェントを通じて求人を行うことも多く、その際には、募集店舗や年収条件など、条件面について、事前に確認することが可能です。

 

このページの最後に、薬剤師の転職支援を専門的に行っているエージェントを数社、リストアップしておきますので、参考にしてください。

 

たんぽぽ薬局における薬剤師の年収について

たんぽぽ薬局の給与体系は、基本給に各種手当が付くという、ごく一般的なものとなりますが、一つだけ、注意すべき点があります。それは、本来、基本給にあたる部分が、基本給と調整給の二つに分かれていることです。

 

両者を合わせると、ごく標準的な給与額となりますが、賞与や退職金を算出する時には、基本給がベースとなるので、それだけ低くなると考えてください。(そのために、わざわざ分けているのではと、勘ぐりたくなるような給与体系となっています。)

 

各種手当については、薬剤師手当、認定薬剤師手当、役職手当、時間外手当などが、主なものとなります。また、会社都合で、引越を伴う転勤が発生した場合には、その店舗で勤務している間は、赴任手当を受け取ることが出来ます。

 

こういったことを踏まえて、たんぽぽ薬局における薬剤師の具体的な年収例を挙げると、下記の通りとなります。

 

  • 29歳 年収425万円
  • 30歳 年収520万円
  • 32歳 450万円
  • 38歳 580万円
  • 34歳 管理薬剤師 650万円
  • 40歳 管理薬剤師 650万円
  • 37歳 管理薬剤師 700万円
  • 38歳 薬局長700万円

 

残業代は全額が支給されるため、店舗の忙しさによっても、年収は変わってきます。ただし、薬局長によっては、残業をよく思わない人もいるため、注意が必要です。

 

個人差はありつつも、全体的な給与水準としては、ほぼ業界並という言える額になっているので、可もなく不可もなしといったところでしょうか。

 

薬剤師の年収

 

たんぽぽ薬局のワークライフバランスについて

ワークライフバランスという観点から、たんぽぽ薬局を見た場合、必ず頭に入れておかなければいけない特徴として、異動が頻繁に発生することがあげられます。

 

自宅から通勤圏内での異動だったら、まだ良いのですが、転居を伴う異動が多く、しかも不定期で、いきなり打診が来ることも少なくないため、要注意です。

 

転勤不可という条件で、求人に応募することも可能ですが、その場合、採用される確率は若干落ちます。また、採用が決まった場合には、給与が低めになるなど、不利な条件になるのは、避けられないと考えてください。

 

残業の有無に関しては、店舗により、大きく事情が異なってきます。たんぽぽ薬局の大半は、総合病院(地域基幹病院)の門前に出店しているのですが、忙しい店舗では、残業は当たり前のように発生する反面、ほとんど残業が無い店舗も存在します。

 

先ほども触れた転職エージェントであれば、店舗単位で、実情を把握しているので、気になる人は、エージェントに連絡を取って、自分が希望する勤務エリアにある店舗の状況について、確認するようにしてください。

 

なお、全店舗共通で、週休2日はしっかりと確保されています。土日が休みとなる店舗も多く、家庭を持つ人にとっては、この点については、家族との時間をしっかりと取れると好評です。しかし、有給の取得率は全社的に低く、有給休暇に関しては、取りづらいと考えておいたほうがいいです。

 

ワークライフバランス

 

女性の働きやすさについて

調剤薬局は女性が中心の職場ですが、たんぽぽ薬局においても、それは変わらず、男性よりも女性薬剤師のほうが、数多く在籍しています。そのため、女性にとっては、働きやすい職場と言えるだけの環境が整っています。

 

人事評価は、男女平等であり、女性だからといって、不利な状況に置かれることはありません。管理薬剤師や薬局長に就いている女性も多数存在します。本部にも、女性管理職が存在する会社なので、キャリアアップの機会は開かれている環境です。

 

ただし、ポジションが上がるにつれて、業務負担が重くなり、残業が多くなるため、その点は注意してください。(子供を持つ女性だと、敢えて、キャリアアップは望まないという人も多いです。)

 

子育て支援制度については、たんぽぽ薬局では、産休・育休(最長2年まで)が用意されており、問題なく取得出来ます。また、職場復帰後は、子供が小学校1年生になるまでは、1日最大2時間半の時短勤務が可能です。

 

とはいえ、有給休暇が取りにくいので、子供関係の行事で、平日に休みを取るのは、大変という側面もあるようです。

 

女性の働きやすさ

 

たんぽぽ薬局株式会社の転職先としての価値

たんぽぽ薬局は、大病院門前に店舗を出店しているため、様々な科目の処方箋を扱うことになり、業務を通じて、自然に知識の幅を広げることが出来ます。大学病院への派遣研修など、社内研修制度が充実していることもあり、薬剤師としてのスキルを磨くには、格好の環境です。

 

近年では、在宅医療への取り組みを始める店舗が増えているので、高齢者支援という仕事に関する経験を積むことも可能です。

 

また、これは結果論かもしれませんが、たんぽぽ薬局では異動が多いので、一つの店舗だけでなく、様々な店舗で、多岐に渡る経験を積むことが出来るという要素もあります。

 

ただし、異動が多いというのは、デメリットでもあります。特に、家族持ちの人だと、引越を伴うような遠方への異動は、生活に対する影響度が大きいため、出来れば避けたいという人が少なくないと思います。

 

このように、たんぽぽ薬局は、良い意味でも悪い意味でも、様々な特徴を持つ企業であり、自分が会社に何を望むのかということによっても、たんぽぽ薬局が転職するだけの魅力がある会社なのかどうか、その判断が変わってきます。

 

このページでは、何度か、転職エージェントの利用について触れてきますが、たんぽぽ薬局の実情について細かく教えてもらったうえで、転職の有無について判断するようにしてください。

 

また、希望条件をエージェントに伝えれば、たんぽぽ薬局が、それらの条件を満たせる企業なのかどうか、冷静に判断してもらえますし、その条件に合う他社の求人を紹介してもらうことも出来ます。何かと頼りになる存在なので、うまく活用してください。

 

<薬剤師の転職支援を得意とする転職エージェント>

<薬剤師の転職支援を専門とする転職会社>

 


転職を目指す会社が決まった場合、年収などの条件交渉を代行してもらうことも出来ます。年収アップに成功するケースが少なくないので、ぜひこういったサポートも受けてみてください。