『総合メディカル株式会社って、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』
転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、総合メディカル株式会社の就労環境について、まとめています。
現在、総合メディカル株式会社で働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。
また、総合メディカル株式会社の中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。
目次
総合メディカル株式会社の会社概要
1973年に医療機器のリース会社として設立された総合メディカル。その10年後に、1店舗目となる調剤薬局(そうごう薬局)を開設、本格的に薬局の運営事業に取り組みはじめ、今では、全国各地に、約600店舗を展開する大手調剤薬局チェーンに成長しています。
近年においては、高齢化社会に対応するため、医師及び医療機関向けの支援サービスを強化したり、介護施設の運営にも乗り出すなど、多角的に事業を拡大しています。
そのなかで、調剤薬局を、全ての事業の中核拠点として捉えているため、中小の調剤薬局運営会社を買収したり、新規店舗を開設するなどして、店舗数を拡大するための取り組みを積極的に進めています。
そのため、総合メディカル株式会社では、新卒・中途を問わず、薬剤師を常時募集しています。このページでは、総合メディカル株式会社における薬剤師の中途採用求人の概要や、年収、就労環境などについてまとめていますので、参考にしてください。
総合メディカル株式会社の中途採用事情
先ほども触れたように、総合メディカル株式会社では、中途採用者を常に募集しています。公式サイト内にある採用情報ページから、詳細について確認出来るので、興味がある人はチェックしてみてください。http://www.sogo-m.jp/?top
薬剤師の場合、入社時に、希望勤務地に関して、全国コース・地域指定コース・自宅勤務コースのいずれかを選択することになります。(正社員採用のケースのみ。パートは店舗単位の採用となるので、異動などはありません。)
なお、全国コース、地域指定コースを選択した場合においても、配属先については本人の希望が優先されるので、自分の意向と全く違う店舗に配属されるということは、まず無いと考えてください。また、入社後にコースを変更することも可能です。
総合メディカル株式会社における薬剤師の年収について
そうごう薬局は、基本給が低めに設定される給与体系となっており、年収に占める諸手当と残業代の割合が大きくなっています。薬剤師の場合、手当のなかでも、特に地域手当の差が大きいので、先ほど触れたように、勤務地によって、年収差が生じる原因となっています。
また、残業代に関しては、働いた分だけ、きちんと手当が付くため、忙しい店舗で働く薬剤師だと、他店舗で働く薬剤師よりも、数十万から100万近く、年収が高いケースもあります。
なお、総合メディカルでは、ボーナスも支給されています。業績や個人の評価にもよりますが、年4ヵ月分が目安となります。
そういったことを含めて、平均的な薬剤師の年収例を挙げると、下記の通りとなります。
- 28歳 年収350万円
- 29歳 年収480万円
- 33歳 年収480万円
- 37歳 年収550万円
- 34歳 管理薬剤師 年収620万円
- 36歳 店長 年収700万円
※高収入を狙うための一つの方法
そうごう薬局では、地域手当が支給されていますが、これがバカにならない金額となります。地域ごとに手当額が違っており、薬剤師の数が少ない地方にある店舗に勤務すると、高額になります。また、北海道・東北などでは、冬季に寒冷地手当が支給されます。
地域手当が最も多い店舗だと、毎月5万円以上になることも珍しくありません。かなり、大きな金額なので、勤務地にこだわりがなければ、敢えて、こういった店舗で働くことを選択するのもアリです。要望を伝えれば、会社側も喜んで、すぐに異動させてくれると思います。
地方だと生活費が安く、お金が貯まりやすいということもあるので、そういった意味でも、オススメです。
福利厚生について
総合メディカルは、住宅に関する福利厚生が手厚い会社です。会社都合で引っ越す場合には、借上社宅制度があり、地域によっては独身者で54000~81000円、既婚者で72000~135000円の部屋を、本人2割負担で借りることが可能です。
また、借上社宅制度に該当しない人に対しては、住宅補助手当が支給することで、やはり家賃の負担を軽減出来るように配慮されています。地方だと、会社からの手当だけで、家賃のかなりの部分をまかなえてしまうので、かなり大きいです。
総合メディカル株式会社の評価・昇給について
総合メディカル株式会社では、年2回、人事評価が行われています。上長と相談のもと、個人の目標管理シートを作成、期末に目標の達成度合いについて、自己評価と上長評価を行います。
努力次第で、自分の評価を上げる仕組みとなりますが、その反面、上長の評価が重要な要素を占めるので、上司との関係性を良好に保つことも、高評価を得るためには必須と言えます。
なお、総合メディカル株式会社では、様々な社内スキルアップ研修が用意されおり、社内テストを受けることによって、ポジションを上げることが可能です。
また、昇級やボーナスの査定として、知識レベルを確認するためのテストが定期的に開催されているので、こういったテストで高スコアを出すことも、人事評価を高めるためのポイントとなってきます。
本人の努力次第とはなりますが、他社と比較すると、薬局長への昇進は比較的早い段階で可能ですし、昇進後もバックアップ体制が整っているので、若くして薬局長になっても、安心して業務に取り組むことが出来ます。
こういったことを考慮すると、総合メディカルは成長志向、キャリアアップ志向が強い人にとっては、努力が目に見える形で報われやすいので、モチベーションを持って働ける会社だと言えます。
総合メディカル株式会社のワークライフバランスについて
ワークライフバランスについては、配属される地域・店舗により差が大きくなってしまうのが実情です。希望休については、どの店舗でも、問題なく取れますが、有給の取得率については、店舗ごとに大きく異なっており、人手の足りない店舗では、殆ど取れないケースもあります。
また、総合メディカル株式会社では、1週間の連続休暇となるリフレッシュ休暇制度が存在しますが、この制度を利用出来るかどうかも、店舗によって違ってきます。
休みの調整が難しく、断念せざるを得ないという店舗もあれば、毎年にスムーズに取得して、全スタッフが長期休暇を楽しんでいるという店舗もあります。
会社としては、ワークライフバランスの改善に強い意識を持って取り組んでいるので、今後は状況が改善するかもしれませんが、現時点においては、まだまだという店舗も存在するので、自分が希望する勤務地に存在する店舗の状況について、事前に確認しておくことをオススメします。
女性の働きやすさについて
総合メディカルにおける、薬剤師の女性比率は非常に高いため、昔から、仕事内容や責任度合いは男女平等であり、女性だからといって、責任ある仕事に就けないといった不平等は一切ありません。
昇給・昇格についても、男女差は無く、女性でも薬局長、ブロック長とステップアップすることが可能です。女性社員が執行役員に任命されたというケースもあるなど、キャリアアップの門戸が開かれている会社なので、キャリアアップ志向が強い女性には、オススメの会社です。
また、育児支援に力を入れている会社であり、産前産後休暇(産前6週間、産後8週間)、育児休暇(子供が3歳まで取得可)などを利用することが出来るようになっています。
周囲の子育てに対する理解もある会社なので、小さな子供を持つママ薬剤師にとっても、働きやすい会社と言えます。
また、先ほど触れたように、総合メディカルでは、入社時に勤務エリアのコースを選択しますが、結婚、出産後にコースを変更することが可能です。
総合メディカル株式会社の転職先としての価値
ここまで、様々な角度から、総合メディカルの社内事情について見てきました。他社と比較して、良いところ、悪いところ、色々ありますが、注意点としては、配属される店舗によって、実情が変わってくるということです。
そのため、総合メディカルが自分にとって合う会社なのかどうかという視点に合わせて、自分が勤務するであろう店舗の就労環境が、満足出来るものかどうかという点についても、入念に確認する必要があります。
ただし、こういった細かい情報を外部の人間が入手するのは難しいです。(会社側に問い合わせても、都合が悪い情報は、それとなくスルーされる可能性があります。)
そのため、薬剤師の転職支援に長けている転職会社に相談することをオススメします。彼らはプロなので、各社の実情について、正確に把握しているので、問い合わせれば、細部まで教えてくれます。
また、希望の年収や職場に求めることなどを伝えれば、総合メディカル以外に、転職先候補となるような会社が存在するかどうか確認してもらうことも可能です。転職先を探す際には、何かと頼りになる存在なので、うまく活用してください。
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転職を目指す会社が決まった場合、年収などの条件交渉を代行してもらうことも出来ます。年収アップに成功するケースが少なくないので、ぜひこういったサポートも受けてみてください。