『フロンティアって、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』
転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、フロンティアの就労環境について、まとめています。
現在、フロンティアで働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。
また、フロンティアの中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。
目次
フロンティアの会社概要
保険調剤薬局と、福祉用具のレンタル・販売・住宅改修を中心とした、医療介護事業を運営する株式会社フロンティア。近年は、看護・介護ステーションやサービス付き高齢者住宅の運営にも参入しています。
保険調剤薬局は、北海道から九州まで、全国38都道府県で約150店舗を展開(2016年現在)しています。本社が大阪市ということもあり、関西の店舗数が最も多くなっています。
2016年7月には愛媛県の東予薬局の株式を100%取得するなど、積極的な事業拡大を行っており、今後も、運営薬局の数が大きく伸びると予想されています。
こういった事情を背景に、フロンティアでは、常時、薬剤師を募集しています。このページでは、株式会社フロンティアにおける薬剤師の中途採用事情や、フロンティア薬局の就労環境についてまとめているので、転職を検討する際に参考にしてください。
株式会社フロンティアの中途採用事情
フロンティア薬局では、全店舗共通で薬剤師が不足しており、中途採用に関しても、常に募集がかかっている状態です。
正社員、契約社員、パート社員、嘱託社員と、様々な雇用形態で求人が出ており、それぞれ業務内容や勤務スケジュール、応募資格などが違ってくるので、求人を選ぶ時には、自分が希望する条件に合う形態を選択するようにしてください。
なお、フロンティアの中途採用求人に応募する場合には、公式サイト内から応募する形となっています。その後、採用担当者との面接があり、採用の場合には、給与などの雇用条件が具体的に提示されるという流れになっています。
http://www.frontier-ph.com/main.cgi?c=7:1
公式サイトには、待遇や条件の概要については掲載されていますが、現在どの地域・店舗で薬剤師を募集しているのかは、掲載されていないので、詳細について知りたい場合には、事前に問い合わせるようにしてください。
もしくは、転職エージェントを通じて、募集がかかることもあるので、薬剤師専門の転職エージェントに、フロンティアの求人事情について、確認してみるという方法もあります。エージェントだと、他社の求人情報も押さえているので、希望勤務エリアにおいて発生している求人を幾つか紹介してもらって、条件等を見比べてみるのもオススメです。
<薬剤師専門の転職エージェント>
<薬剤師の転職支援を専門とする転職会社>
補足)
フロンティア薬局は、在宅業務、OTC販売強化、大病院門前、医療モール型など、店舗によって特徴が様々です。どの店舗に配属されるかによって、業務内容や勤務時間が変わってくるので、希望する地域の店舗形態を知っておくことも重要です。
株式会社フロンティアの年収、評価などについて
株式会社フロンティアは全国に店舗を展開しており、地域手当(月額0~4万円)を設定しています。地域手当は店舗ごとに異なるので、ここで年収差が出てきますが、それ以外の基本的な待遇、福利厚生は、全国一律です。
薬剤師の年収例としては、下記の通りとなります。
- 一般薬剤師 450~500万円
- 薬局長 500~600万円
基本給に毎月の諸手当が加算されるといった給与体系となり、賞与は年2回支給となります。手当には、薬剤師手当(2万円)、夜勤手当(1回2万円)、地域手当、住宅手当(世帯主のみ)、応援勤務手当、通勤手当、扶養手当などが存在しており、正社員のみが支給対象者となります。
人事評価に関しては、年2回のボーナス前に、薬局長との面接が用意されており、その内容がベースとなります。この時に、自己評価のレポートを提出することになりますが、レポートのなかで、やる気をアピールすることで、高い評価を得られる傾向があります。
もちろん、次の評価時には、そのレポートで書いてあることを実践しているかどうかがチェックされるので、ただ書けばいいということではなく、行動を伴うということが大前提です。
フロンティア薬局の研修制度について
フロンティアでは、キャリアアップのための各種研修制度が用意されていますが、受講は任意となっており、個人の裁量に任されています。(義務とはされていません。)
昇進を目指す意欲が高い人であれば、自分から申し込むことで、チャンスをどんどん手にすることが出来ますし、プライベート重視で、キャリアを求めないということであれば、受講を強制されることはありません。
その場合でも、勤務評価に問題がなければ、現状を維持出来ますし、評価次第では昇給・昇進のチャンスも巡ってきます。
ワークライフバランスについて
仕事の忙しさについては、役職や店舗によって差が大きく、一概には言えません。店舗形態によって、休日や勤務時間帯は変動します。店舗によっては、土日が出勤日にあたることもあります。
残業の有無についても、店舗により異なりますが、残業を避けたいということであれば、会社側に要望を出することで、残業が発生しない店舗に配属してもらうことが可能です。(このあたりの希望条件については、善処してくれる会社なので、安心です。)
ただし、会社の都合上、どうしても、自分の希望通りにはいかないというケースもあるので、中途採用での転職を考えている人は、自分が納得出来る形で働けるのかどうか、入社を決める前に、入念に確認するようにしてください。
女性の働きやすさ
フロンティア薬局は女性薬剤師が多数勤務しているため、女性にとっては働きやすい環境が整っている会社と言えます。男女の区別なく、同じように仕事に取り組むことになりますし、昇進に関しても、女性の薬局長が多数存在するなど、キャリアアップの機会も提供されています。
出産育児に関する制度も整っています。産休育休は、しっかりと取得出来ますし、子供が3歳になるまでは、1日6時間の時短勤務を選択することが可能です。(入社から1年以上経過している社員のみが対象となります。)
子育てが落ち着ついてから、キャリアアップを目指すなど、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選択することが出来るので、家庭と仕事を両立したい人にとっては、フロンティアは悪くない会社です。
フロンティア薬局への転職はアリ?
ここまで見てきたように、フロンティア薬局は、薬剤師が働く環境が整っている職場であり、給与も他社と比較して際立つほど良いというわけではありませんが、業界標準レベルは維持しているので、それほど悪くありません。
自分の価値観に合った働き方を選択しやすい会社でもあるので、転職先候補として考えていいと思います。ただし、注意点としては店舗間で忙しさなどは違ってくるので、自分が希望する勤務地エリアにある店舗の状況がどうなっているのか、確認する必要があるということです。
このあたりは、フロンティアに直接問い合わせれば対応してくれますし、上記で触れた薬剤師専門の転職エージェントでも教えてもらえるはずなので、連絡を取ってみてください。
※
もし、エージェントが希望条件に合う求人を扱っていたら、エージェント経由で応募することをオススメします。この場合、給与条件などに関する条件交渉をエージェントに代行してもらうことが出来るからです。
彼らは転職のプロなので、交渉術に長けています。どんなふうに話を持っていけば、要求が通りやすいのか、コツを心得ているので、自分で直接、フロンティアと交渉するよりも、うまくいく可能性が高いです。