コストコで働く薬剤師に用意されている福利厚生

 

コストコの福利厚生制度は、業界随一といっていいぐらい充実しており、これは、この会社で働く薬剤師にとって、大きなメリットと言えます。

 

下記に、雇用形態ごとに、対象となる福利厚生をまとめていますが、そのなかには、パッと見ただけでは、どういったものか分からないものがあるので、内容を解説します。

 

目次

団体生命保険

本人が死亡した時には、法定相続人に対して死亡弔慰金が、高度な障害を負った時に、本人に障害見舞金が支払われる制度です。正社員、パート勤務の薬剤師が対象となり、アルバイトスタッフは対象外です。

 

支給額は、管理薬剤師は年俸の3倍、正社員は年俸の1~3倍、パートスタッフは150万円(全員一律)となっています。

 

保険料は、コストコが全額負担しています。

 

団体長期傷害所得保険

業務中や通勤途中に、怪我をした時に、労災適用となり、コストコに在職している間、業務外で怪我や病気になった時に、所得の一部を補償する保険です。

 

正社員、パートスタッフが対象となり、保障額は、下記の通りです。

 

正社員年俸の60%
パート従業員年俸の30%

 

どちらも、最長60歳までの保障となります。保険金は全額会社負担となります。

 

生涯設計給付金/確定拠出年金401k

正社員、パート従業員を対象に、コストコが勤続年数に応じた、生涯設計給付金を支給する制度です。要は会社負担の年金です。

 

支給額は下記の通りです。

 

勤務期間支給額
0~4年未満5000円
4~8年未満10000円
8年以上15000円

 

本人が希望すれば、自分の給与から、月4万円を上限として、追加することができます。拠出金は非課税となるので、節税対策をしながら、将来のための資産構築を行うことができます。

 

なお、401Kは積み立てた資産を現金で受け取る時にも、税の優遇を受けられるので、二重でお得となります。

 

コストコメンバーシップカード

アルバイトを含めた、全ての薬剤師を対象に、コストコメンバーシップカードが、3枚まで配布されます。(1枚は配偶者向け)

 

コストコの会員になるには、4400円の年会費がかかりますが、コストコで働いている間は、無料で利用できることになります。

 

メガネ・コンタクト購入(オプティカル)クーポン

コストコで、医師の処方を受けて、メガネ、コンタクトレンズを購入する時に、1年に1回1万円を上限として、補助を受けることができる制度です。

 

1年以上継続して働いている正社員、パートスタッフが対象となり、正社員だと、本人だけでなく、同居している配偶者、18歳以下の実子、養子にも適用されます。

 

補聴器クーポン

コストコで、補聴器を購入する時に、4年に1回15万円を上限として補助を受けることができる制度です。1年以上継続して働いている正社員、パートスタッフが対象となります。

 

オプティカルクーポン同様、正社員だと、本人だけでなく、同居している配偶者、18歳以下の実子、養子にも適用されます。

 

ファーマシークーポン

全ての薬剤師が対象となる制度で、本人と、その家族(両親、配偶者、18歳以下の実子・養子)がコストコの調剤薬局にて調剤薬を購入した場合、購入額の自己負担額の5割分がカウントされ、合算額が一年に一度バウチャーとして配布されます。

 

バウチャーの発行限度額は年間10,000円となります。

 

まとめ

このように、コストコで働く薬剤師は、様々な福利厚生を受けることができます。このページでリストアップしたのは、あくまでも説明が必要なものだけであり、有給、産休、疾病休暇といった休暇制度、交通費、残業加算、深夜加算など、一般的なものは全て整っています。

 

コストコは、自社の従業員を『最も大切な財産』と表現していますが、その姿勢が反映されている内容と言えます。