あい薬局(株式会社日栄)の薬剤師中途採用事情

『あい薬局って、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』

 

転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、あい薬局の就労環境について、まとめています。

 

現在、あい薬局で働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。

 

また、あい薬局の中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。

 

目次

あい薬局の会社概要

このページでは、株式会社日栄が運営している、あい薬局について、まとめています。山形県・新潟県に店舗を展開している、株式会社アイファーマシーとは違うので、注意してください。

 

なお、アイファーマシーが運営する『あい薬局』については、下記のページにおいて、まとめていますので、こちらを参照してください。
https://www.nasugbuchurch.com/yakkyoku/2075/

 

関西・関東・東北から北海道において、44店舗を展開している、株式会社日栄。10の薬局名に分かれていますが、その中の1つである、あい薬局は、現在、関西エリアにおいて、15店舗が営業中です。

 

1997年の設立以来、地域密着型の調剤薬局として、着実に業績を伸ばしています。近年では、高齢化社会を見据えて、在宅医療にも参入しています。

 

2017年に、富士薬品のグループ傘下に入りましたが、あい薬局の名称は、そのままで、運営を継続しています。

 

このページでは、あい薬局における、薬剤師の中途採用求人の傾向、および、薬剤師の年収・給与水準・就労環境について、まとめていますので、参考にしてください。

 

あい薬局の薬剤師募集求人の傾向

あい薬局では、正社員、契約社員、パートの各雇用形態において、薬剤師を募集しています。経験不問となっているので、薬剤師の資格さえあれば、誰でも応募することが可能です。

 

しかしながら、選考の過程においては、実務経験がある人のほうが、高く評価され、採用されやすいですし、条件面に関しても、優遇されやすいので、やはり、経験者のほうが、何かと有利という側面はあります。

 

求人情報の入手方法

運営会社である、日栄の公式サイト内に開設されている、採用情報ページにおいて、募集要項が掲載されており、そちらで詳細を確認することが出来ます。
http://www.nichiei-pharmacy.com/html/recruit02.html

 

また、上記のページには、人事課直通のメールアドレスや電話番号が記載されており、そちらに、一報を入れた後、提出書類を送付する形で、応募することも出来ますが、その際には、必ず、希望勤務地を明確に伝えるようにしてください。

 

日栄は、あい薬局以外の薬局も含めて、自社で運営している店舗の採用を、一括で管理しています。

 

冒頭でも触れたように、日栄が運営する店舗は、関西だけでなく、関東、東北、北海道と広範囲に及ぶので、希望勤務地の記載がないと、採用後、関西以外の店舗へ配属されてしまう可能性もあるので、注意してください。

 

(面接の時に、勤務地については、確認することになると思いますが、応募時に伝えておいたほうが、確実です。)

 

なお、日栄は、転職会社経由でも、薬剤師を募集しているので、転職会社に問い合わせる形でも、あい薬局の求人情報を入手することが出来ます。

 

公式サイト、転職会社、どちらでも入手出来る情報に変わりはありませんが、転職会社の場合、店舗単位で、求人を扱っているため、勤務地のすりあわせをしなくて済むので、その点は楽です。

 

また、転職会社の場合、薬剤師を募集する様々な薬局、ドラッグストアからの求人案件を扱っているので、あい薬局以外の求人のことについても、知りたいという時には、一度に教えてもらえるので、便利です。

 

このページの最後に、あい薬局の薬剤師求人を扱う、代表的な転職会社をリストアップしておきますが、転職先を探す際には、何かと頼りになるので、うまく活用してみてください。

 

薬剤師の給与体制について

あい薬局の給与水準ですが、中途採用の場合、それまでの勤務実績によって、数字が変わってくるので、一概には言えないのですが、未経験者で28万円前後、年収400万程度です。

 

あとは、経験に応じてということになりますが、年収ベースで、最大750万円ぐらいまでは見込めます。

 

なお、パートの場合、時給1800円からとなりますが、ここは、店舗により多少の違いがあります。

 

諸手当については、薬剤師手当、携帯手当、通勤手当、残業手当、家族手当、食事手当、調整手当、役職手当、住宅手当、資格手当、帰省手当などがあり、かなり充実した内容となっています。

 

また、福利厚生に関しても、各種社会保険・薬剤師賠償責任保険が完備されているほか、退職金制度、奨学金制度、じゃらんコーポレートサービス(じゃらんの宿泊プランを格安で利用出来るサービス)が用意されており、こちらも充実しています。

 

賞与については、年2回(7月、12月)、昇給は年1回(4月)となります。

 

あい薬局の給与額は、関西エリアにおける薬剤師の平均給与水準よりも、僅かながら上ですし、それでいて、福利厚生・手当といった付帯面が、他社を大きく上回る内容となっているので、総合的に見て、待遇面は良好と言えます。

 

中途採用で入社する時の注意点

先ほど触れたように、中途採用の場合、前職までの勤務実績や給与額を考慮したうえで、基本給が算出されることになりますが、具体的な金額は、交渉次第で変わってきます。

 

そのため、あい薬局から提示された金額に不満があれば、希望条件を伝えて、話し合うようにしてください。中途半端に妥協してしまうと、入社後、後悔することになりかねないので、注意してください。

 

もし、こういった交渉ごとが苦手ということであれば、転職会社に代行してもらうことも可能です。

 

彼らは転職のプロなので、この手の交渉には慣れており、あい薬局の内情を加味しながら、うまく話を進めてくれます。

 

その結果として、条件の上積みに成功するケースが多々ありますし、場合によっては、自分の希望条件以上で転職出来ることすらあります。

 

慣れない素人が、強引に交渉すると、失敗に終わる可能性が高いので、無理に自分でなんとかしようとするよりも、最初からプロに任せてしまったほうが、賢明です。連絡すれば、快く対応してくれるので、ぜひ一度、相談してみてください。

 

就労環境について

あい薬局の就労環境ですが、週休二日制となり、特別休暇として、夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇、慶弔休暇などがあります。(年間休日は、120日前後です。)

 

勤務時間は、店舗により、若干の違いがあるものの、勤務形態としては、8時間勤務(休憩1時間)の変形労働時間制です。

 

全体的に残業が少ないので、ワークライフバランスを大切にする人にとっても、十分に満足出来るはずです。

 

なお、日栄の場合、あい薬局以外の店舗を含めて、転勤が発生する会社ですが、ここは、入社時に指定出来るので、もし、関西から離れたくないという時には、その旨を伝えておくようにしてください。

 

なお、これは待遇面とも絡んできますが、転勤が可能な人のほうが、若干、基本給が高くなりますし、勤務地によっては、地域手当をもらえるので、ほかの人よりも、収入が上がります。

 

そのため、勤務地にこだわりがないということであれば、転勤可能ということで、入社するのもアリです。(その場合、2~5年ぐらいで、転勤することになります。)

 

業務内容については、どの店舗も調剤がメインとなりますが、冒頭でも触れたように、あい薬局は、在宅医療に力を入れているので、店舗によっては、そちらが主業務となることもあります。

 

この場合、高齢者施設、独居暮らしの高齢者宅など、様々な場所へ訪問して、服薬指導・管理を行うことになりますし、その過程においては、病院の医療スタッフとも、連携を取ることになるので、コミュニケーションスキルが必須となります。

 

※補足
転勤に関してですが、ここは、かなり細かく規定が設けられており、それによって、勤務エリアや転勤の時期、待遇が変わってきます。このあたりに興味があるようでしたら、日栄の人事部に確認してみてください。

 

(転職会社に問い合わせてもらうことも可能です。)

 

成長環境について

あい薬局では、新入社員に対しては、導入研修を行っていますが、中途採用者に関しては、特に、何も用意していません。OJTが基本となるので、働きながら、必要な知識を習得していくことになります。

 

また、スキルアップに関しても、会社として系統立てたプログラムは用意することはせず、基本的に、個人の自主性に任せています。

 

ただし、認定薬剤師をはじめとする、資格の取得を支援するために、e-ラーニングを導入しているので、空き時間などを利用して、資格対策の勉強を進めることは、可能です。

 

(特に、在宅訪問専任薬剤師の取得については、積極的に支援してもらえます。)

 

なお、あい薬局は、店舗ごとに、応需する科目が違うため、受け付ける処方箋の内容も、変わってきます。そのため、もし、幅広い経験を積みたいということであれば、一定期間、働いた後に、別店舗への異動を申請するといったことも出来ます。

 

(先ほどの転勤の話と絡みますが、関西エリアのみ、あるいは自宅からの通勤圏内のみといった形で、異動を希望することが可能です。)

 

また、繰り返しになってしまいますが、あい薬局は、在宅医療に力を入れているので、この分野に興味がある人にとっては、有意義な経験が出来る、オススメの職場と言えます。

 

女性の働きやすさについて

薬剤師というのは、男女が同じ立場で働ける職業ですが、それは、あい薬局においても、変わりはありません。

 

女性だからといって、仕事の割り振りや責任分担で、男性の下に置かれるといったことはないですし、昇進についても、平等に機会が与えられているので、キャリアアップを目指すことも可能です。

 

一方、あい薬局の育児支援体制については、産休、育休といった制度が整備されているので、ここは安心なのですが、復帰した後は、基本的にフルタイムで働くことになります。

 

残業が少ないので、そこは楽ですが、ほとんどの店舗で、土日が出勤日となるので、週末に休めないというのは、小さな子供を抱える女性にとっては、少しやりづらい面があるかもしれません。

 

ただし、結婚を機会に、パートに切り替えて、勤務時間を減らすといったことは出来ます。(このあたりは、柔軟に対応してもらえると考えて、大丈夫です。)

 

なお、あい薬局は、もともと、未経験者やブランク明けの人を、採用している会社なので、しばらく子育てに専念していたという人が、復帰するということでも問題なしです。

 

あい薬局の転職としての価値

ここまで、あい薬局の就労環境について、様々な角度からお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。

 

勤務日が不規則なうえ、土日出勤が基本なので、ここがネックになる人がいるかもしれませんが、ここさえ問題なければ、残業が少ないうえ、休みをしっかり取れる会社なので、就労環境自体は、悪くありません。

 

給与は高めですし、福利厚生が非常に充実しているので、待遇面に関しても、まず問題なしです。

 

社内教育体制が整備されていないため、効率的にスキルアップ出来る環境を求めている人だと、あまり魅力を感じないかもしれませんが、仕事を通じて、色々な経験を積めるということはあります。

 

こうやって見ていくと、あい薬局は、他社と比較しても、薬剤師が働く環境としては、バランスが取れており、転職先候補として検討するだけの価値が、十分にある会社と言えます。

 

その一方で、関西エリアであれば、大手を中心に、あい薬局を上回る条件を提示している求人が、ほかに見受けられるのも事実なので、他社の求人もチェックして、見比べたうえで、あい薬局を選択するかどうか、判断することをオススメします。

 

下記に、あい薬局の薬剤師求人を扱う転職会社をリストアップしておきますが、彼らは、薬剤師向けの求人案件を多数保有しているので、ぜひ、他社の求人のことについても、話を聞いてみてください。

 

<薬剤師の転職支援を専門とする転職会社>