相澤病院における薬剤師の中途採用事情

 

社会医療法人財団慈泉会が運営する、相澤病院。創立から100年を迎える由緒ある病院ですが、長野県初の地域医療支援病院に認定されているほか、中信地方救急指定病院、財団法人日本医療機能評価機構認定病院にもなっているなど、中信地方を代表する中核病院です。

 

成人病や脳血管障害、整形疾患など、診療科は多岐に渡りますが、早期発見・早期治療が最も重要であるというコンセプトのもと、健康診断・人間ドックなど予防分野において、精力的に活動しており、目的別ドックやPET検査なども導入して、精密な検査を行なえる体制を整えています。

 

同時に、救急を中心とした急性期医療にも、力を注いでいますし、急性期の治療を終え、在宅治療へ移る患者をサポートするための、在宅支援センターを敷地内に開設。退院後の生活が、よりスムーズに行えるように、訪問リハビリや訪問介護のサービスも展開しています。

 

さらには、周産期センターやスポーツ外来など、若い世代の出産や外科的治療にも対応出来る体制も整備するなど、出産から、小児、成人、高齢者まで、あらゆる患者の診療に対応している病院です。

 

丁寧な診察や対応には、患者の間でも評判となっており、地域住民のみならず、口コミで他県からも、患者が訪れるほどであり、その人気度は、小説「神様のカルテ」のモデルとなったことからも分かります。

 

このページでは、相澤病院における薬剤師を募集する求人の傾向、求人情報の入手方法、及び、薬剤師の年収・就労環境などについて、まとめていますので、参考にしてください。

 

目次

相澤病院における薬剤師の募集状況

相澤病院では、正職員の薬剤師を複数名、募集しています。相澤病院の公式サイト内にある採用ページにおいて、募集要項が記載されているので、詳細については、こちらで確認するようにしてください。
http://www.ai-hosp.or.jp/recruit/

 

なお、公式サイトをチェックしても、薬剤師の求人が記載されていない(新卒採用の情報しか載っていない)という時もありますが、そんな時には、薬剤師の転職支援を手掛ける転職会社に問い合わせてみてください。

 

相澤病院は、転職会社経由でも募集をかけていますが、薬剤師に関しては、求人の告知を転職会社に一任していることもあり、その場合には、公式サイトには、求人情報が掲載されないケースが多いです。

 

つまり、相澤病院のサイトに、告知が無いからといって、求人自体がゼロとは限らないので、必ず、転職会社にも確認することをオススメします。このページの最後に、代表的な転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

なお、相澤病院では、2~3年の実務経験を有する薬剤師を募集するケース、経験不問で薬剤師の免許保有者を募集するケースのいずれかが多く、タイミングによって、応募条件が異なるので、詳細については、個々に確認するようにしてください。

 

薬剤師の給与体系について

相澤病院における薬剤師の給与体系ですが、基本給に各種手当、年2回の賞与が支給されるといったものとなります。賞与については、おおむね4ヶ月分になるケースが多いです。

 

手当については、通勤手当(最高4万まで)、配偶者手当(配偶者1.5万円、他5000円)、夜勤手当(1回5000円)家族手当、残業手当、住宅手当などがあり、病院勤務の薬剤師向けとしては、かなり充実した内容となっています。

 

手当以外の福利厚生については、社会保険が完備されていますが、それ以外のものについては、特筆出来るようなものはありません。

 

薬剤師の想定年収としては、未経験者で400~450万円、2~3年程度の実務経験者で500~600万円といったところです。

 

年功序列を廃止して、能力主義の人事制度を取りいれている病院なので、意欲のある社員や努力している社員、パフォーマンスの高い社員ほど、高待遇になる仕組みです。

 

中途採用で入社する時にも、具体的な給与額については、それまでの経験や実績次第で設定されるので、個人差が大きくなると考えておいてください。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用の場合、前職の給与や年齢、経験などを考慮して、基本給が算出されることになりますが、交渉次第で金額が変わってくることは、大いにありえます。そのため、相澤病院から提示された金額に納得がいかない時は、希望条件を伝えて、交渉することをオススメします。

 

もし、交渉が苦手であれば、先ほどにも触れた転職会社に代行してもらうようにしてください。彼らは、転職のプロなので、この手の交渉には慣れており、希望条件に近づくように、うまく話を進めてくれます。

 

その結果として、実際に、給与アップに成功する事例が多々あるので、遠慮せずに、相談してみてください。(交渉ベタな人が、自分で強引に進めると、かえっておかしくなってしまうので、くれぐれも無茶はしないようにしてください。)

 

相澤病院の就労環境について

相澤病院においては、薬剤師は、「医薬品情報管理室」・「薬剤室」・「特定薬剤治療支援室」のいずれかに、配属されることになります。

 

就労時間は、8時20分~19時10分までの交代制勤務となり、当直当番もあります。当直は18時~8時55分で、休憩60分の交代制です。

 

休みについては、年間休日が121日の4週8休制で、有給休暇、特別休暇(慶弔時)、介護休暇、リフレッシュ休暇などが用意されています。

 

有給の取得状況については、人員体制の問題もあって、時期によっても違ってくるようですが、ほかの病院と比較しても、おおむね、取りやすいと考えて良さそうです。

 

なお、相澤病院は、502床数の入院患者を抱えている大きな病院なので、調剤や服薬指導といった業務を、ローテーションで担当することになります。薬剤師の人員が少ない病院で、見られるような、自分一人で責任を負うということはないので、その点は安心です。

 

成長環境について

相澤病院は、大きな病院だけあって、教育体制がしっかり整っています。急性期医療を行う現場ということもあって、専門性の高い薬剤師が求められており、病院内研修や院外研修への参加を積極的に促していますし、学会での発表も、毎年、多数、行っています。

 

業務を遂行しながら、学会発表の研究や準備に取り組むのは、大変なことですが、それが、薬剤師として、後々大きな財産になることは、言うまでもありません。

 

また、年間5000台の救急車から搬送される、急性期医療を担う病院なので、症例数は豊富で多種多様な経験が出来ることから、臨床現場で、普通に仕事をこなすだけでも、スキルアップにつながります。

 

さらに、相澤病院は、専門資格取得のためのバックアップ体制が充実して病院でもあるので、認定薬剤師の資格を取りたいという人には、格好の環境です。

 

いずれにしても、相澤病院は、薬剤師として自分を成長させる機会が豊富な病院なので、成長意欲が高い人には、オススメです。

 

女性の働きやすさについて

女性の働きやすさについてですが、相澤病院には、育児休業制度がありますし、24時間対応の院内保育所も設置されているので、結婚・出産を控えている人、小さな子どもがいる人でも、安心して働くことが出来ます。

 

(病院が運営する保育園なので、子どもが病気になった時にも安心ですし、いざという時には、すぐに子どものそばにいけるというのも、心理的には大きいです。)

 

ただし、シフト制勤務となり、勤務時間は不規則となるので、そこは女性にとっては、大変な部分だと思います。(相澤病院の場合、薬剤師も当直勤務をこなす必要があるので、尚更です。)

 

ただし、状況によっては、当直が免除されることもあるので、何か問題がある時には、素直に、内情を伝えて、相談するようにしてください。

 

薬剤師にとっての、相澤病院の転職としての価値

ここまで、相澤病院の就労環境について、様々な角度から、お伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。

 

勤務時間は不規則となり、薬剤師としては珍しく、当直もあるので、そこは不利な部分と言えますが、休みはしっかりと取れるので、ワークライフバランス自体は悪くないですし、給与を含む待遇面もまずまずなので、トータルで見れば、良い職場と言えます。

 

また、相澤病院は、自分をスキルアップさせる環境が、これ以上は望めないぐらいの充実度で、整備されているので、薬剤師として、もっと成長したいという人にとっては、かなり大きな魅力を感じると思います。

 

総合的に見て、相澤病院は転職先候補として、検討するだけの価値が十分にある職場と言えますが、このあたりは、何を重視するかによっても判断が変わってくるので、自分自身の価値観と照らしあわせながら、考えてみてください。

 

最後に、相澤病院の薬剤師求人を取り扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは相澤病院の内情にも精通しているので、この点について、より詳しい情報を知りたいということがあれば、直接、問い合わせてみてください。

 

また、転職会社は、様々な医療機関や調剤薬局、ドラックストアの求人を扱っているので、別の求人を紹介してもらって、比較してみるのもアリです。

 

比較することで、相澤病院の価値が、よりハッキリ見えてきますし、もしかしたら、より自分に合った職場が見つかるかもしれません。転職先を決める際に、候補が多いに越したことはないので、ぜひ、ほかの求人のことについても、話を聞いてみてください。

 

<薬剤師の転職支援を専門とする転職会社>