どらっくぱぱすにおける薬剤師の中途採用事情

『どらっくぱぱすって、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』

 

転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、どらっくぱぱすの就労環境について、まとめています。

 

現在、どらっくぱぱすで働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。

 

また、どらっくぱぱすの中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。

 

目次

どらっくぱぱすの会社概要

東京墨田区に本社を置くドラックストア、どらっくぱぱす。第一号店が設立されたのが、1989年と、比較的若い会社ですが、設立以来、ドミナント戦略を駆使して、積極的に店舗を増やし、2006年には売上290億円を達成するなど、右肩上がりの驚異的な伸びで、成長を続けてきた企業です。

 

同年、マツモトキヨシを運営するMKグループの子会社となりましたが、それ以降も、順調に事業を拡大、今現在において、どらっくぱぱすは、東京23区内を中心に、ドラックストア・調剤薬局を合わせて、100を越える店舗を展開するまでになっています。

 

急激な高齢化社会における、地域医療に対応するため、セルフメディケーションを事業のコンセプトに掲げ、店舗を運営しています。

 

実際、地元の住民からは、細やかな配慮や親切な対応に対して、好感が寄せられており、品揃えの多さに加えて、病院や駅からも近いという利便性も評価され、地元住民が通う、身近なドラックストアとしての地位を確立しています。

 

どらっくぱぱすの業績は順調に推移しており、新店舗の出店も継続しているため、薬剤師に対する採用ニーズは高く、常に、薬剤師を募集する求人が発生しています。

 

このページでは、どらっくぱぱすにおける薬剤師求人の傾向、求人情報の入手方法、及び、薬剤師の年収・就労環境などについて、まとめていますので、参考にしてください。

 

どらっくぱぱすにおける薬剤師の募集状況

どらっくぱぱすでは、現在、正社員・パートに分ける形で、募集をかけています。店舗ごとの採用となり、採用条件は店舗ごとに異なりますが、調剤業務の未経験者やブランクがある薬剤師からの応募を歓迎する店舗が多いので、気になる店舗があれば、チェックしてみてください。

 

(経験者であれば、もちろん歓迎されますし、その場合には、給与は高めに設定されることになります。)

 

求人情報の入手方法

どらっくぱぱすから出ている薬剤師募集の求人情報の入手方法ですが、マツモトキヨシの本社サイト内に、採用情報ページが開設されており、そちらにおいて、現在、募集がかかっている求人の一覧、及び、募集要項について、確認することが出来ます。
https://matsukiyo-career.net/jobfind-pc/

 

また、マツモトキヨシは、転職会社経由でも、薬剤師を募集しており、どらっくぱぱすの場合、求人によっては、公式サイト内では募集をかけず、転職会社に告知を一任するケースもあります。特に、調剤業務専門の薬剤師を募集する時には、転職会社を利用する機会が多いです。

 

そのため、公式サイトを見ても、OTC販売業務の求人しか確認出来ないこともありますが、だからといって、決して、調剤業務で募集がないということではないので、注意してください。

 

このページの最後に、どらっくぱぱすの求人案件を扱う、代表的な転職会社をリストアップしておきますので、そちらで確認してみてください。

 

どらっくぱぱす薬剤師の給与体制について

どらっくぱぱすにおける薬剤師の給与体系は、基本給に、各種手当(薬剤師手当、役職手当、家族手当、皆勤手当など)、年2回の賞与(基本給3ヶ月分)が支給されるといったものとなります。

 

福利厚生に関しては、各種保険が完備されているほか、確定拠出年金401k、退職金制度、MKホールディング持株会、社宅、社員割引制度などが、利用出来るようになっています。(もちろん、薬剤師賠償保険も用意されています。)

 

なお、退職金については、勤続3年以上の薬剤師が対象となります。

 

これらを含めた、モデル年収例としては、30歳の調剤経験者(正社員)で、年収500~550万円といったものとなり、まずまずです。一方、パートに関しては、時給2000円~2300円ぐらいで設定されるのが、一般的なケースです。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用者の場合、前職の給与額や経験、年齢をベースに、基本給が算出されることになりますが、ここは、交渉次第という要素もあるので、会社側からの提示額に不満がある時には、自分の希望条件を伝えて、しっかりと話し合うことをオススメします。

 

ここで、妥協してしまうと、後々まで後悔することにも、なりかねないので、要注意です。(ちなみに、どらっくぱぱすの場合、経験者であれば、年収600~650万円ぐらいで、まとまるケースも珍しくありません。)

 

もし、こういった交渉が苦手ということであれば、前述した転職会社に、交渉を代行してもらってください。彼らはプロなので、この手の条件交渉に長けており、うまく話を進めてくれます。

 

100%希望通りというのは難しいかもしれませんが、年収ベースで数十万円程度の給与アップに成功するといった事例は多々あるので、交渉ベタな人の場合、無理に自分で解決しようとするよりも、最初から任せてしまったほうが賢明です。

 

薬剤師の就労環境について

どらっくぱぱすにおける、薬剤師の就労環境ですが、勤務形態は、日曜・祝日が固定休となる、変則的な週休二日制となります。シフト勤務なので、週単位の労働時間は変化しますが、どの店舗でも1ヶ月あたりの実働が、170時間前後におさまるようになっています。

 

(営業時間が、各店舗で微妙に異なるので、そこにあわせて、薬剤師の勤務時間も、変わることになります。)

 

どらっくぱぱすは、薬剤師の人員体制をしっかりと整備していることもあり、一人あたりの業務負荷は、それほど高い会社ではありません。そのため、どの店舗でも、残業は少ないです。(1ヶ月あたり、10時間以内という店舗が大半を占めています。)

 

休日出勤の機会も、殆どないですし、有給の取得についても、それほど問題はないので、オフの時間をしっかりと確保しながら、働くことが出来る職場です。

 

なお、どらっくぱぱすの場合、店舗ごとに、OTC販売と処方せん調剤の割合(力の入れ具合)が違ってくるので、自分が望む仕事の内容を加味しながら、働く店舗を決めることが重要になってきます。(これは、薬剤師としてのキャリアにも絡んでくるので、慎重に選んだほうがいいです。)

 

ちなみに、どらっくぱぱすは、店舗異動に関する社員からの要望を、聞いてくれる会社ではあるので、入社後、この店舗は違うと思ったら、配置換えについて、相談することも可能です。

 

成長環境について

もしかしたら、知っている人が多いかもしれませんが、マツモトキヨシグループの研修制度は、非常に充実していると、業界内でも定評があり、スキルアップ出来る環境を求めて、マツモトキヨシに就職する薬剤師は、多いです。

 

しかしながら、具体的な研修内容については、各子会社で違いがあり、どらっくぱぱすにおいては、OJTが基本なので、座学で学べる機会というのは、殆どないと考えてください。

 

ただし、外部研修の受講や学会への参加については、会社として積極的に推奨しているので、こういった機会を利用して、スキルアップを図ることは可能です。

 

また、認定薬剤師取得をサポートする制度や、資格支援制度(ヘルスケアアドバイザー、ビューティーケアアドバイザー、漢方アドバイザー、ベビーケアアドバイザーなど)もあり、会社として、資格取得を積極的にバックアップしています。

 

キャリア形成に関しては、管理薬剤師・店長・エリアマネージャー・本社社員というふうに、階段が敷かれているので、キャリアアップを目指す人にとっては、取り組みやすい環境と言えます。

 

ただし、グループ内で言えば、マツモトキヨシ、マツモトキヨシファーマシーのほうが、教育制度は充実しているので、もし、薬剤師として成長出来る環境を求めてということであれば、そちらを転職先として選んだほうがいいかもしれません。

 

女性の働きやすさについて

薬剤師は、女性が主役となる仕事なので、どの調剤薬局、ドラッグストアも、女性が活躍出来るように、会社の体制を整備していますが、それは、どらっくぱぱすにおいても同様です。仕事の割り振り、責任分担において、男女差は一切ないですし、昇進の機会についても、男性と同等です。

 

どらっくぱぱすには、チャレンジ店長という、成績や行動評価などの実績が認められた女性社員を対象に、店長を体験させる制度があるぐらいなので、むしろ、女性のほうが男性よりも、昇進を目指しやすいという側面もあります。

 

また、どらっくぱぱすは、育児支援体制がしっかりしている会社でもあり、産休・育休は、自由に取得出来ますし、復帰後には、子どもが小学校を卒業するまで、時短勤務を選択して働くことが可能となっています。

 

小さな子どもを持つママ薬剤師に対する、周囲からの理解も厚く、何かと配慮してくれるので、変な気遣いをすることなく、働けます。

 

なお、先ほど触れた、チャレンジ店長の制度は、時短勤務中の女性社員も対象となり、実際に店長のポジションに就いて、活躍している人もいます。

 

これは、仕事で結果を出せば、時短勤務中でも昇進出来ることを意味しており、子育てと自分のキャリア、両方を追求したいという人にとっては、非常にやり甲斐がある職場と言えるでしょう。

 

どらっくぱぱすの転職としての価値

ここまで、どらっくぱぱすにおける、薬剤師の就労環境について、様々な角度からお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。

 

給与などの待遇面は、大手ドラックストアチェーンと、ほぼ同等の水準ですし、それでいて、残業は少なめ、休日出勤もなし、週休二日が完全に確保されているということで、ワークライフバランスを重視する人にとっては、なかなか魅力的な職場です。

 

都内に店舗が集中しているので、住居移動を伴う転勤がないというのも、大きなメリットです。敢えて、待ったをかけるとすれば、都内では様々な求人が発生しており、そのなかには、好待遇の案件も少なくないので、色々な求人を見比べたほうがいいということはあります。

 

都内であれば、病院勤務や、民間会社勤務の求人でも、好条件で面白い求人があるので、本当に選択肢は豊富です。そのため、出来る限り、多くの求人と比較して、そのうえで、どらっくぱぱすを選ぶのかどうか、最終判断を下すことをオススメします。

 

ただし、そうは言っても、膨大な量の求人案件をチェックするのも大変です。下記に、どらっくぱぱすの求人案件を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは様々な薬剤師の求人情報を押さえているので、自分が希望する条件を伝えて、それらの条件を満たす求人を、紹介してもらってください。

 

(転職会社のほうで、膨大な求人案件のなかから、選び出してくれるので、自分で確認する手間が省けて、かなり便利です。)

 

こうすることで、気軽に、色々な求人を見比べることが出来ますし、そこで、魅力的な求人が複数見つかって、どれにするか、判断がつかないということになれば、転職先選びについて、転職会社に相談することも出来ます。プロの視点でアドバイスしてくれるので、参考になります。

 

転職先を決める際には、転職会社は何かと役立つ存在なので、うまく活用してください。

 

<薬剤師の転職支援を専門とする転職会社>