『サン薬局って、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』
転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、サン薬局の就労環境について、まとめています。
現在、サン薬局で働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。
また、サン薬局の中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。
目次
サン薬局の会社概要
このページでは、株式会社サン薬局が運営している、薬局チェーンについて、まとめているページです。東京や大阪において、店舗を展開している株式会社ストーン・フィールドが運営するサン薬局とは違うので、注意してください。
なお、株式会社ストーン・フィールドが運営するサン薬局のことについては、下記のページでおいてまとめているので、こちらを参照してください。
https://www.nasugbuchurch.com/yakkyoku/1883/
横浜市港南区を中心に12店舗を展開している、株式会社サン薬局。1972年に、一般薬、化粧品の取り扱い店舗として、横浜市に第一号店をオープンしましたが、その9年後には、調剤業務にも参入するようになり、以降、横浜市内において、調剤併設型店舗を増やしている会社です。
サン薬局は横浜市内に店舗が集中している薬局チェーンですが、店舗ごとに、それぞれ特徴があります。例えば、キッズ薬局は、小児慢性疾患に関する、高度な治療を行っている県立こども医療センターの門前に位置しているので、扱う処方箋は、専門性の高いものとなっています。
また、別の店舗では、在宅医療に力を注いでおり、単純に薬を届けるだけではなく、医師や看護師と連携しながら、バイタルサイン確認や褥瘡治療への取り組みを積極的に進めるなど、高齢者治療に、主体的な立場で関与しています。
このように、店舗それぞれで、業務内容に違いがあるため、12店舗と決して、規模が大きな薬局ではありませんが、サン薬局に蓄積される情報・見識というのは、非常に幅広いものとなっています。(大手の薬局チェーンよりも、得られる情報の質は高いかもしれません。)
全ての店舗が同一エリアにある利点を活かして、店舗間で、情報の共有化を図っているので、サン薬局で働くなかで、薬剤師として、様々な情報を得ることが出来ます。
また、希望すれば、別店舗に異動出来るので、薬剤師として、色々な仕事を経験して、スキルの幅を広げたいと考えている人にとっては、格好の職場です。
元々、サン薬局は、薬剤師の教育に、力を入れている会社なので、色々なことを学べますし、社内には年配の社員が多く、経験豊かで知識が豊富な先輩薬剤師のサポートを受けながら、働くことになるので、安心感があります。
説明が丁寧でわかりやすいと、患者からの評判が良い薬局でもあるので、薬剤師が働く職場としては、まず満足出来るものと言えるでしょう。
このページでは、サン薬局における薬剤師求人の傾向、求人情報の入手方法、及び、薬剤師の年収・就労環境などについて、まとめていますので、参考にしてください。
サン薬局における薬剤師の募集状況
サン薬局では、正職員・パートの薬剤師を募集していますが、会社の公式サイトにおいては、新卒採用の情報しか、確認することが出来ません。
これは、サン薬局は中途に関しては、民間の転職会社を利用して、募集をかけているためです。決して、中途の求人がないというわけではないので、間違えないようにしてください。
なお、そういった背景があるため、サン薬局の中途採用の求人情報を入手するためには、転職会社に問い合わせる必要があります。このページの最後に、サン薬局の薬剤師求人を扱う代表的な転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。
ちなみに、応募条件に関しては、基本的に、薬剤師の資格さえあれば、誰でも応募可能ですが、タイミングによっては、実務経験が要求されることもあるので、詳細については、個々に確認するようにしてください。
(過去の事例では、一人で勤務出来ることを、応募条件とする求人が出てきたこともあります。)
薬剤師の給与体制について
サン薬局の給与体系ですが、基本給に各種手当、年2回の賞与が支給されるといったものとなっています。賞与の支給額は、前年度の基本給3ヶ月分になるというのが、一般的なケースです。
手当の内訳としては、薬剤師手当3万円、管理薬剤師手当5千円、薬局長手当1万5千円となるので、薬局長と管理薬剤師を兼務する場合、薬剤師手当を含めて、合計で5万円というのが、最大の手当額ということになります。
福利厚生面については、各種社会保険、薬剤師賠償責任保険、薬剤師国保が用意されているほか、リロクラブも使えるようになっています。
また、サン薬局では、毎年、全社を挙げての懇親会が開催されていますが、参加するだけで、1万円がもらえるうえ、ビンゴ大会では、1等賞10万円、2等賞5万円の賞金が付くなど、なかなか豪華な内容となっています。
昇給については、年1回、昨年度の実績を加味する形で、アップ幅が決まります。5000円前後というのが、おおまかな目安になりますが、サン薬局の場合、就職支援活動や新人研修講義の講師など、調剤以外の業務にも寄与している社員を高く評価する傾向があり、それが給与に反映されるので、そういった人のアップ幅は大きくなっています。
中途の場合、それまでの経歴によって、初任給が変わってくるので、一概にどうとは言えないのですが、未経験者で年収400万、経験者で500~600万円というのが、一つの目安となります。
パートの場合には、未経験者で時給1800円、経験者だと、実績に応じて加算され、2500円というのが、入社時に見込める最高額と考えてください。
ちなみに、サン薬局の場合、管理薬剤師になると、年収が600万円以上になるのは、ほぼ確実です。仕事の内容や量と比較すると、サン薬局の給与水準は、なかなか悪くないので、満足している社員が多いです。
中途採用で入社する時の注意点
中途採用の場合、前職の給与や、それまでの経験を考慮する形で、基本給が算出されますが、ここは交渉次第で金額が変わってくるので、提示された給与額に納得がいかない場合は、キチンと交渉するようにしてください。
もし、こういった交渉が苦手な場合、前述した転職会社に代行してもらうことをオススメします。彼らは転職のプロなので、こういった交渉には慣れています。
会社側とシコリを残さない形で、スムーズに話を進めてくれますし、その結果として、給与の上積みに成功するケースが少なくありません。依頼すれば、快く引き受けてくれるので、遠慮せずに、一度相談してみてください。
就労環境について
サン薬局の勤務体制ですが、水曜日定休の週休二日制となります。勤務時間については、店舗によって、微妙に異なるので、ここは各自で確認するようにしてください。
パートに関しては、1日あたり、必ず3時間以上勤務するというのが、必須条件となっています。(出勤日数については、応相談となります。)
休暇制度に関しては、年末年始、夏期に特別休暇が用意されており、ここは問題なく休めますが、有給については、慢性的に人手不足となっていることもあり、時期を選ばないと、申請しても通らないというケースが多いです。
閑散期であれば、申請通りに取得出来るのですが、時期が決まってくるので、そう考えると、シフトの自由度という点においては、融通が効かない部分があると言えます。
ただし、サン薬局は、残業が多い会社ではありません。各店舗で、多少の違いはありますが、平均して月に10~20時間程度なので、平日、仕事に追われて、プライベートの時間が全く取れないといった心配は無用です。
(なお、サン薬局では、残業代は1分単位での支給となるので、サービス残業の心配もなしです。)
成長環境について
冒頭でも触れたように、サン薬局は人材育成に力を入れているので、医療や栄養、薬事関連法規といった業務に直結する知識を学ぶための研修から、接客、コミュニケーションといったビジネススキルを磨くための研修まで、様々な内容の教育プログラムが、幅広く用意されています。
2ヶ月に1回ぐらいのペースで、薬理学などをテーマした、社内勉強会も開催されています。現場の社員が自主的に行っているものなので、参加するスタッフの意識は高く、そういった人達と切磋琢磨出来るということ自体が、成長という観点では、大きなものになっていると言えます。
実際、薬剤師として、総合的に自分をスキルアップさせることが出来ると、社員の満足度は、かなり高くなっているので、成長意欲が高い人にも、オススメの会社です。
女性の働きやすさについて
サン薬局は、男女比率が同等の会社であり、男性・女性で区別するような職場ではないので、女性にとって働きやすい会社と考えて大丈夫です。
昇進のチャンスについても、男女平等なので、管理薬剤師、薬局長と上のポジションを狙いたいということでも問題なしです。
その反面、忙しい時期など、シフトに融通が効かない期間もあることから、小さな子どもを持つ人の場合、子どもの体調が悪くなったなど、急用が出来た時にも、なかなかシフトチェンジが難しいなど、働きづらさを感じる部分が出てくるかもしれないので、その点は要注意です。
転職としての価値
ここまで、サン薬局の就労環境について、様々な角度から、お伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。
元々、給与水準が高い関東エリアのなかでも、サン薬局の給与水準は平均以上ですし、それでいて、業務負荷はそれほどでもなく、残業も少なめです。有給が取りづらいというのが、難点ですが、そこも時期によるので、総合的に見れば、就労環境もまずまずであり、待遇面については良好と言えるでしょう。
また、サン薬局は教育制度が充実している会社ですし、かつ、様々な業務を幅広く経験することが出来る会社でもあるので、薬剤師として、自分を成長させたいと考えている人にとっても、オススメの職場と言えます。
横浜であれば、魅力的な求人がたくさん存在するので、それらの求人とも比較してみて、そのうえで、サン薬局を選択するのかどうか、判断したほうが賢明ですが、転職先候補として検討するだけの価値は十分にあるので、真剣に考えてみることをオススメします。
下記に、サン薬局の中途採用求人を扱っている薬剤師専門の転職会社をリストアップしておきますので、今現在、どんな求人が出ているのか、直接問い合わせてみてください。
なお、転職会社は、様々な求人案件を扱っているので、自分が希望する勤務エリアにおいて、発生している求人について、一通り教えてもらうことも出来ますし、その過程で、どの求人にするか迷いが出た時には、転職先選びについて、アドバイスを受けることも出来ます。
転職先を決める際には、転職会社は、かなり頼りになる存在なので、うまく活用してください。
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