衛生文化協会城西病院における薬剤師の中途採用事情

 

このページは、東京都内にある城西病院に関する記事となります。長野県にある城西病院ではありませんので、注意してください。

なお、長野県の城西病院については、下記のページにおいて、まとめていますので、興味がある方は、こちらをご覧ください。
https://www.nasugbuchurch.com/hospital/1863/

 

東京都民の健康維持や公衆衛生を守ることを目的として、昭和24年に開設された、城西病院。時代の変遷とともに、診療科目が変わってきていますが、今現在においては、地域包括ケア病床が一般病棟の半分を占めることからも分かるように、在宅支援を精力的に担っています。

 

急性期から回復期、慢性期と段階的に病棟を移りながら、在宅ケアへと支援していく、ケアミックス病院が併設され、退院後の在宅生活が問題なく送れるように、訪問診療・看護・リハビリテーションなどの訪問医療にも力を注ぐなど、発症から在宅に移るまでの間を支える、地域密着型の病院として活躍しています。

 

一般診療に加え、特に高齢者や糖尿病患者に多く見られる疾患を中心に、複数の診療科を設けていますが、そのなかでも、特に糖尿病疾患に力を入れており、全国でも珍しい糖尿病を専門とする外来が設けられています。

 

(城西病院は、日本糖尿病学会認定教育施設に認定され、糖尿病療養指導士・支援士の育成を手掛けるなど、糖尿病治療における、貢献度はかなり大きなものとなっています。)

 

このページでは、城西病院における薬剤師求人の傾向、求人情報の入手方法、及び、薬剤師の年収・就労環境などについて、まとめていますので、参考にしてください。

 

目次

城西病院における薬剤師の募集状況

城西病院では、正社員、パートの薬剤師を募集しています。外来調剤、入院調剤、病棟業務、注射製剤、在庫管理、DI業務などを担当することになりますがこれらの業務に関する実務経験は不問とされており、薬剤師の資格があれば、未経験・ブランクがある人でも応募可能です。

 

(卒業見込みの人も応募可能です。)

 

経験が全くない人やブランクのある人の場合、採用されるかどうか、不安に感じるかもしれませんが、城西病院は人物重視の採用となっており、選考の過程においては、本人の意欲が一番、重要視されているので、自分の気持ちをしっかりアピールすれば大丈夫です。

 

ちなみに、後ほど、詳しくお伝えしますが、薬局長や先輩スタッフのサポート体制、教育体制がしっかり整っている病院なので、仕事自体については、心配は要りません。(フォローを受けながら、働くことになるので安心です。)

 

求人情報の入手方法

城西病院の公式サイト内には、採用情報ページが用意されており、そちらのページにおいて、募集要項を確認することが出来ます。
http://www.johsai-hp.or.jp/recruit/

 

また、薬剤師の採用に関しては、転職会社経由でも行なわれているため、そちらに問い合わせることでも、求人情報を入手することが出来ます。

 

注意点としては、公式サイトには求人が出ていないのに、転職会社に問い合わせたら、求人を紹介してもらえたといったことが、たまに起こります。そのため、公式サイト、転職会社の双方を押さえておいたほうが、より確実です。

 

このページの最後に、城西病院の薬剤師求人を扱う代表的な転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

(特に、パートスタッフの求人については、城西病院の公式サイトには掲載されないケースが多いので、気をつけてください。)

 

※補足
城西病院では、薬剤師は5~7名程度の人員で回しており、それほど数は多くないので、タイミングによっては、求人がゼロということもありますが、その場合には、ぜひ、転職会社に別の求人を紹介してもらってください。

 

城西病院にこだわっていると、いつ、次の求人が出てくるか分からず、時間だけが過ぎてしまう結果になりかねないので、別の病院や調剤薬局、ドラッグストアも視野に入れて、広く転職先を模索することをオススメします。

 

薬剤師の給与体制について

薬剤師の給与についてですが、月給25万円前後、年収400~550万というのが、一つの目安となりますが、具体的な金額については、それまでの経験・実績によって変わります。(パートでは、時給2,100~2,600円となります。)

 

ちなみに、経験豊富な人の場合、面接の時に、高い実力があると判断されれば、500万円以上の年収になることもありますが、その時には、年俸制に切り替わるのが、一般的です。

 

手当については、通勤手当、住宅手当、皆勤手当、調整手当、資格手当などが用意されています。住宅手当については、一律5,000円の支給となります。賞与は年に2回です。

 

福利厚生については、各種社会保険、退職金制度(勤続2年以上)に加えて、神宮球場の年間シートといったユニークな特典が用意されています。

 

なお、冒頭で触れたように、城西病院は、糖尿病治療に力を入れているため、糖尿病療養指導師取得を取りたいという人に対しては、費用補助を行っています。

 

中途採用で入社する時の注意点

先ほども触れましたが、中途採用の場合、前職の給与額や、それまでの経験・実績を考慮する形で、給与額が算出されますが、ここは、交渉次第でも、数字が変わってくるので、病院から提示された金額に納得がいかない時には、そこで諦めずに、キチンと交渉するようにしてください。

 

自分の実力やセールスポイントをアピールしつつ、希望額を伝えれば、受け入れてもらえることもあるので、話し合うことが重要です。もし、こういった交渉を、どう進めていいのか分からないということであれば、前述した転職会社に代行してもらってください。

 

彼らは転職のプロなので、この手の交渉事に慣れており、上手に話を進めてくれます。条件アップに成功するケースが多々あるので、ぜひ一度相談してみてください。

 

薬剤師の勤務体制について

勤務体制は、月曜から金曜日の9時~17時となり、土曜日は隔週出勤となります。土曜日の勤務時間は、平日と同じです。パートにおいては、平日限定での勤務も出来ますし、勤務日数においても、相談に応じてくれます。また、残業は一切なしです。

 

一方、正社員の残業時間については、病棟業務や入院患者への対応があることから、月に10~20時間程度は発生するようですが、休日は規定通りしっかり取れますし、有給消化率も薬剤師の場合、ほぼ100%なので、就労環境は良好と言えます。

 

成長環境について

未経験者・ブランクがある薬剤師を受け入れているだけあって、城西病院の社内教育制度は、とても充実したものとなっています。

 

たとえば、未経験者については、OJTを中心としつつ、その人の特性に合わせて、個別に研修カリキュラムを組み立てて、それに沿って、薬局長自ら指導しています。

 

また、希望者に関しては、定期的に外部研修会にも参加させるようにして、本人のスキルアップを支援しています。(参加費用に対する補助も行っています。)

 

また、製薬会社による新薬勉強会も毎週開催されているので、医薬品に関する知識を学ぶ機会についても、申し分なしです。

 

なお、これは繰り返しになってしまいますが、城西病院は糖尿病の専門病院でもあるので、糖尿病の治療に関する知識を深めるには、最良の場となります。

 

現場の業務自体が学びの場になるのは、もちろんのこと、症例勉強会が頻繁に開催されており、他の病院とは、奨励の数が段違いなので、とても勉強になります。また、糖尿病療養士・支援士の取得を推奨しているので、取得を希望すれば、フォローしてもらえます。

 

女性の働きやすさ

城西病院では、出産・育児休暇、介護休暇が用意されており、状況に応じて、利用することが出来ますし、前述したように、それほど残業が多い会社ではないので、小さな子供を持つ女性でも、働き続けることが出来る職場です。

 

自分の希望通りに、有給を取得出来る職場でもあるので、家庭や子供の用事で、休みを取るといったことも可能です。

 

転職としての価値

ここまで、城西病院の就労環境について、様々な角度から、お伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。東京都内の病院としては、ごく一般的な給与額となりますが、経験者を優遇する傾向があるので、豊富な実績を持つ人であれば、業界相場以上の金額を提示してもらえる可能性は、十分にあります。

 

各種手当、福利厚生についても、医療機関としてはまずまずなので、病院勤務を希望する薬剤師にとっては、十分に検討するだけの価値がある職場と言えます。特に、糖尿病の治療に対する関心が強い人にとっては、やり甲斐がある職場となるはずです。

 

また、残業はそれほど多くはないうえ、休みもきちんと取れることから、ワークライフバランスを重視する人にとっても、満足出来る職場となるでしょう。

 

あとは、ほかの医療機関や調剤薬局、ドラッグストアの求人と比較して、どうかということになります。都内の場合、製薬会社や化学メーカー、CRO企業など、一般事業会社からも、多数の求人が出ており、選択肢が豊富に存在します。

 

仮に、『糖尿病』というくくりで考えたとしても、この疾病に深く関連する別の医療機関や企業の求人が見つかる可能性があるので、視野を広げて、転職先を探すことが重要です。

 

前述した転職会社に希望条件を伝えれば、それらの条件を満たす求人を選び出してくれます。下記に、薬剤師専門の会社をリストアップしておきますので、色々な求人を紹介してもらって、比較検討してみてください。

 

<薬剤師の転職支援を専門とする転職会社>