『ゴダイって、どんな会社?』
『薬剤師の年収は、どれくらい?』
『働きやすい会社なのかな?』
転職を考える時には、その会社のことについて、色々なことが気になってくると思いますが、このページでは、そういった方のために、ゴダイの就労環境について、まとめています。
現在、ゴダイで働いている薬剤師、もしくは、過去に働いていた経験を持つ薬剤師の生の声をもとにまとめていますので、参考にしてください。
また、ゴダイの中途採用求人の動向についても、まとめていますので、こちらもあわせて参考にしてください。
目次
ゴダイの会社概要
兵庫、京都、岡山、鳥取において、ドラッグストアチェーン、調剤薬局チェーンを展開するゴダイ株式会社。この4府県のなかでも、特に、豊岡市をはじめとする但馬エリア、京丹後エリアにおいて、積極的な店舗展開を行っており、地域密着型の企業として、地盤を築いています。
薬局に関しては、コンサルティング、在宅服薬指導に力を入れており、文字通りの『かかりつけ薬局』といった存在です。(出産を機に、退職した社員が、今度はお客さんとして利用するといったようなお店です。)
薬剤師に関しては、新卒・中途を問わず、積極的に募集をかけていますので、ゴダイへの転職のチャンスは十分にあります。このページでは、薬剤師の中途採用求人の傾向、及び、薬剤師の年収、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。
ゴダイの中途採用求人の傾向
中途に関しては、調剤薬局チェーンの『ゴダイ薬局』に勤務する薬剤師を募集する求人が、常時出ています。ゴダイ薬局は、兵庫県西部・北部、京都府北部、岡山県東部・北部に店舗を展開しているので、これらの地域が想定勤務地ということになります。
配属エリアに関する要望は聞き入れてもらえるので、自分が希望する勤務エリアにおいて、転職することが可能です。
応募条件については、特に難しいことはなく、薬剤師の資格を持っていれば、誰でも応募可能です。ただし、未経験者の場合、年収350万円前後でのスタートとなるので、給与については、あまり期待しないほうがいいです。
経験者の場合、薬剤師としての勤続年数、年齢、実績などを考慮して、初任給が算出されることになりますが、最大で650~700万円までは見込めます。
ゴダイに勤務する薬剤師の年収、待遇
ゴダイは、それほど給与水準が高い会社ではないのですが、そのなかでは、薬剤師は優遇されており、中堅薬局チェーンとしては、同業他社と比較しても、遜色ないレベルとなっています。目安を挙げると、下記の通りです。
- 30歳 年収500万円
- 38歳 年収580万円
- 32歳 店長(or管理薬剤師) 年収650万円
- 40歳 店長(or管理薬剤師) 年収730万円
- 45歳 エリアマネージャー 年収800万円
基本給に年2回の賞与が支給されるといった給与体系となっており、上記の年収例は賞与を含めた数字となります。注意点としては、ゴダイでは、残業代は『みなし残業』として、基本給に含まれており、幾ら残業を行っても、ゼロということです。
福利厚生については、それほど特筆すべきことはないのですが、社会保険・年金は完備されており、社宅制度も用意されているので、一般的なものは一通り押さえているといった感じです。
また、社員購入割引制度があるので、自社商品を安く購入することが出来ます。(2017年4月時点では、15%オフ、ポイント6倍という設定になっています。)
対象商品が決められているので、自社商品であれば、何でも安く買えるというわけではないのですが、ドラッグストアの場合、医薬品、化粧品だけでなく、日用品や健康食品、食品、雑貨、介護用品も充実しているので、利用価値はかなり高いようです。
ゴダイの人事評価制度、昇給・昇進について
ゴダイでは、社内で確立された評価基準はなく、人事査定については、かなり曖昧です。ただし、頑張っている人、成果を出している人が、正しく評価されるようになっており、意欲的に仕事に取り組んでいれば、管理職に昇進するチャンスは十分にあります。
その反面、昇給については、年功序列であり、毎年、一律で数千円程度上がる程度です。どれだけ評価が高くても、昇給額には反映されません。ただし、管理職に昇格すれば、基本給が大幅に上がるため、そういった意味では、やり甲斐がある制度設計になっています。
就労環境について
調剤薬局の場合、それほど仕事量は多くはないのですが、薬剤師の人員が不足気味のため、1人当たりの業務量は多くなります。結果として、毎月30~40時間程度の残業が常態化しています。(先ほども触れましたが、残業代は出ません。)
休日出勤の機会はないため、週休2日は確保されますが、ゴダイは有給や特別休暇の日数が少ないため、年間トータルで考えた場合の休日数は少なめです。(通常、年間で120~130日ぐらいにはなりますが、ゴダイの場合、105日前後です。)
また、管理職に就いた場合、休日出勤の機会が増えたり、仕事の電話がかかってきたりするなど、オンとオフの切り替えが難しくなります。給与は上がりますが、ワークライフバランスを重視する人のなかには、見合うだけのものとは言えないと感じる人も多いです。
そのため、敢えて、一般職にとどまるという選択をする人もいるぐらいです。(特に、女性の薬剤師には、こういった人が多いです。)
なお、仕事量については、減る兆しはなく、むしろ、増えていっているという状況なので、当面、改善は期待出来ないと考えたほうが賢明です。
ゴダイの社内教育制度・成長環境について
ゴダイには、スキルアップのための各種研修制度が完備されており、そういった制度を利用して、自己成長を図ることが可能です。また、これは結果論でもありますが、仕事量が多いため、効率良く、仕事を回す能力が自然に磨かれることになります。
最近では、在宅医療に力を入れているため、こういった業務の経験を数多く積めるというのも、大きなメリットです。
ゴダイで結果を出した人は、他社に移っても必要とされる人材になることは確実なので、待遇面などで不満が出てきた時には、ある程度、実績を積んだ時点で、再転職の可能性を模索するということも出来ます。
こういったキャリアパスを念頭におきつつ、力試しの意味を込めて、ゴダイで働くというのは、悪くない考えです。
女性の働きやすさについて
ゴダイは、女性社員が全体の7割を占める会社なので、女性が働きやすい風土になっています。体力勝負の一面が強い会社なので、女性にとっては、ハードな職場ではありますが、思い通りに働けるという意味では、やり甲斐がある環境と言えます。
店長、エリアマネージャーと上級職に昇格している女性も多いので、その気になれば、キャリアアップも十分に可能です。
また、ゴダイには産休・育休が完備されており、こういった制度を活用することで、出産後も働き続けることが可能です。また、出産を機会に退職する人もいますが、薬剤師は人員不足ということもあり、落ち着いた段階で、復職する人もいます。(会社側としても、歓迎しています。)
ゴダイの転職先としての価値
ここまで、ゴダイの就労環境について、様々な角度から見てきました。全国に店舗を展開する大手チェーンと比較すると、条件面で劣る部分はありますが、薬剤師の場合、まずまずの待遇を受けられるので、転職を検討するだけの価値が十分にあります。
かといって、ゴダイへの転職を即決すべきとまで断言出来るほどではないので、他社の求人と比較検討したうえで、最終判断を下すことをオススメします。
下記に、薬剤師の転職支援を手掛ける転職会社をリストアップしていますが、彼らは、様々な調剤薬局、ドラッグストア、医療機関からの求人案件を扱っているので、ぜひ、自分が希望する勤務エリアの求人事情について、聞いてみてください。
<薬剤師の転職支援を専門とする転職会社>
※
複数の求人を見比べた時に、どの会社へ転職すべきか、判断に迷うといった時には、転職会社に相談することが可能です。客観的な視点でアドバイスしてくれるので、参考になります。
また、転職を目指す会社が決まった場合には、年収などの条件交渉について、代行してもらうことも出来ます。年収アップに成功するケースが少なくないので、ぜひこういったサポートも受けるようにしてください。